高橋(高橋一生)が元カノの遥(菊池亜希子)から勧められた農家の仕事を、ぜひやったら良いのにと咲子(岸井ゆきの)は思うのですが…
高橋は、咲子は今の家族(仮)の関係を終わりにしたいのか!と不機嫌になります。
NHK 月曜22時45分
「恋せぬふたり」最終回
主演…高橋一生、岸井ゆきの
脚本…吉田恵里香
演出…野口雄大
高橋はその件になると頑なになってしまうので、咲子はカズ(濱正悟)に相談します。
高橋は今の咲子との家族(仮)の生活を大切にしたいから、つまらない仕事だけど続けようと思っているのでは?とカズは推測します。
産後の妹を見舞った咲子は、あとから来た母親さくら(西田尚美)と話をし、さくらは今でも咲子に結婚して赤ちゃんを作ってほしいけど、
恋愛のない家族を作って幸せになってくれるなら、それでいいと言われます。
咲子が幸せになってくれるのが何よりなのです。
咲子は高橋に提案します。
咲子はこの家に住み続ける。
高橋は今の仕事をやめ遥の勧めた仕事に就く。
2人は離れて暮らすことになるが、恋愛感情はなくても家族という「家族(仮)」の関係に変わりはない。
1つを取るためにもう1つは諦めなければと思い込んでいた高橋に、咲子は両方手にしちゃいましょうと持ちかけたのです。
何事も(仮)でいいじゃないですか?
ダメだったら、その時にまた考えればいいんです。
これは素晴らしい考え方ですね。
感心しました。
得難い理解者を得て、縛られていたものから解放された2人。
幸せは自分で決める…というラストは、清々しく、このドラマらしく前向きなものでした。
多様性のあり方を示してくれた秀作でした。
今回の評価は…8