ドラマミタローの選ぶ2022冬ドラマアカデミー賞。
続いては各演技賞になります。
まずは…最優秀助演女優賞。
ノミネートしたのは以下の5人。
門脇麦
「ミステリと言う勿れ」
親から虐待を受けていた女性が生み出した多重人格の内の1つという、実体があって無きがごとき難しい役だったライカ。
謎めいた不思議なオーラを放ちながら門脇麦は魅力的に演じました。
門脇麦という女優さんは不思議な役だと輝きを放つ人なので、はまり役でした。
藤原さくら
「ファイトソング」
施設で共に育った花枝は無二の親友で、その花枝を好きな慎吾を密かに慕い続けているという複雑な役どころ。
言動は男まさりでぶっきらぼうでも、情の深さや繊細さをのぞかせ、正直この人を見直しました。
毎田暖乃
「妻、小学生になる｡」
あれっ?最優秀新人賞獲得したのに？と驚かれたかもしれませんが、ノミネートしないわけにはいきませんね。
回を重ねて、どんどん石田ゆり子がしゃべり動いているように見えてくる再現力の凄まじさにはただただ脱帽でした。
吉田羊
「妻、小学生になる｡」
近年はいい人や普通の人を演じることが多いので油断（笑）してましたが、吉田羊って怖い顔しているんですよね。改めてそれを気づかせてくれました。
万理華の母親の心の荒みようを迫力ある演技で見せ、万理華に入った貴恵によって変わっていく変化も巧みに演じてました。流石です。
酒井若菜
「シジュウカラ」
記事にも書きましたが、酒井若菜、恐るべし！でした。
家族運に恵まれず、闇の底に沈んだ冬子の救いのなさ、だらしなく生きざるをえないやるせなさをここまで演じられる女優さんはそうはいません。
こんなに哀しい笑顔ってあるのかっていう笑顔をしますよね。
もっと評価されてしかるべき人ですが、こういう複雑な役でないと本来の良さは活きない人なのでもったいないですね。
激戦を制して最優秀助演女優賞に選ばれたのは…
毎田暖乃
「妻、小学生になる｡」
最優秀新人賞と最優秀助演女優賞の二冠という偉業にしかるべき、素晴らしさだったと思います。
万理華=貴恵が認知症の母親と対面するシーン、最終回の別れのシーン、ホントに泣かされました。
この先、どんな女優さんになるんでしょうか？末恐ろしいです。