令和で誘拐ものをやるとこうなる…「マイファミリー」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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これまでも映画やドラマで子どもを誘拐される作品はあまたありましたが、このドラマはオリジナル脚本だけに、まさに令和の現代に誘拐事件が起きたら…というリアリティーがあって、まずそこが面白いなと思いました。





TBS  日曜21時

「マイファミリー」第1話


主演…二宮和也

脚本…黒岩勉

演出…平野俊一




このドラマに関してあまり事前PRとかを見てなかったので、二宮和也と多部未華子が演じる夫婦の子どもはてっきり幼児かと思っていたので、





かなりませた感じの小学6年生の娘というのに、まず面食らってしまいました。





二宮和也も多部未華子も本人は割と最近結婚したばかりだし、2人とも童顔なのでなおさらですね。




ただ、見ていくに従い、2人の演技力でカバーされていくと思うので、初回だけそのことに触れておきます。




さて、ドラマの中身の方ですが、二宮和也演じる鳴沢は、ゲーム好きの二宮和也に寄せたのか、ゲーム開発会社の社長でヒットを生み時代の寵児になっている男。




しかし、実は経営は傾き始めていて、買収を狙われてもいるし、仕事優先で家庭をかえりみないできたので、週末しか鎌倉の自宅には帰らず、妻の未知留(多部未華子)や娘の友果とは冷えた関係にあります。





ギスギスした夫婦のイヤ~な空気感を二宮和也も多部未華子も巧みに演じてましたね。

特に二宮和也ってちょっとイヤミな感じを演じると上手いんですよね、以前から。





そんな状況下、友果が何者かに誘拐され、5億円の身代金を要求されます。

今どきは誘拐した子どもの携帯から簡単に両親の携帯に連絡がつくわけですよね。





警察に知らせたら殺すという脅しに未知留は通報を拒みますが、警察に任せるしかないだろうと鳴沢は無視して通報します。




ここからは怒涛のテンポで、現代に営利誘拐が起きたら、警察はこう動くんだなとわかる配備までのプロセスが描かれました。




あんな夜にあんなに大勢の宅配便の業者が押しかけたら怪しまれますけどね(笑)





誘拐捜査のエキスパートとして葛城(玉木宏)が登場。緊張感が増します。





鳴沢は身代金を調達しなければならず、そちらもなかなか苦労します。金は集められるのか、身代金は渡せるのか、畳み掛けるように描かれて見入ってしまいました。





結局、警察に通報したことがバレてしまい、窮地に立たされた鳴沢夫婦は、生配信をして、誘拐を世間に告げ、警察の排除と身代金を必ず渡すと犯人に訴えます。




配信を使うところが今どきで、警察を排除してどう犯人と向き合うのか、先が読めず興味がわきました。





しかし、全何話かわかりませんが、そんなに展開があるんですかね。

中だるみになり、あとは最終回だけ見ればいいやって感じにはなってほしくないです。




鳴沢夫婦の大学時代の親友として弁護士の三輪(賀来賢人)と、元刑事の東堂(濱田岳)もいて、この2人が事件にどうからむかも気になるところ。





鳴沢に家庭をかえりみさせるための友果の狂言誘拐のニオイがプンプンしてますが、そんな単純ではないんでしょうね。





今回の評価は…8