もっと分かりやすくしてもらえないか…「元彼の遺言状」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回を見ての正直な感想は登場人物が初回からいきなり多すぎて、名前をまだ覚えてない内から、会話で名前が飛び交っても誰のことを言ってるのかわからず、話を理解するのに苦労したってことでした。




これは原作小説をドラマ化するにあたり、脚本家の工夫が足りないからです。

期待度ランキングを決める時に、私めが懸念した通り脚本が減点材料になるドラマになってしまいそうです。





連ドラでやる以上、小説を更にふくらませないと話数がもたないわけですから、そこもどうなるか心配ではあります。




フジテレビ 月曜21時

「元彼の遺言状」第1話


主演…綾瀬はるか

脚本…杉原憲明

演出…鈴木雅之




そもそも設定もひねりがきいていてややこしいんですよね。

やり手弁護士のヒロイン麗子(綾瀬はるか)のもとに元彼、栄治(生田斗真)の大学の先輩、篠田(大泉洋)から連絡があり、会って話を聞くと、




栄治が死んだ。病死のようだが、製薬会社の御曹司で莫大な資産を手にしている栄治は、自分を殺したと認められた人に遺産を譲ると遺言状に書き残していた…




ついては栄治に雇われ別荘の管理人をしながら世話をしていた自分を、栄治殺しの犯人にして遺産を山分けしようと持ちかけてきたのです。




金になる案件しかやらない麗子は、栄治の持ち株分が莫大なので引き受けることにし、その選考会に行くのですが…というのが初回の展開。




…で、森川家の別荘に出向くと、ゾロゾロ、ゾロゾロといろんな人物が出てくること、出てくること。




製薬会社の社長で栄治の父親の金治(佐戸井けん太)

叔母で金治とは犬猿の仲の専務、真梨子(萬田久子)

栄治とそっくりで会社を継ぐことを放棄している兄の富治(生田斗真、二役)

真梨子の息子の拓未(要潤)

栄治の元カノながら拓未の妻になった雪の(笛木優子)

栄治をいとこながら慕い続けていた拓未の妹、紗英(関水渚)


そんな森川家の人々の他にも栄治の元カノで病弱な栄治の世話をしていた看護師、朝陽(森カンナ)

栄治の愛犬バッカスの主治医である獣医、堂上(野間口徹)

栄治の顧問弁護士、村山(笹野高史)

問題を起こした麗子を事務所から追い出した上司、津々井(浅野和之)




どうですか、多いでしょう?

それぞれに思惑があり、気になる怪しい部分もあるわけです。




そんな初期設定も頭になじんでない内に、栄治の遺言状の原本が持ち去られ、村山も何者かに毒殺されてしまいます。






小説なら反芻したりページをめくるスピードも自分のペースでいけますが、ドラマはリアタイ視聴だとそうはいきません。




セリフでいろいろ説明されても、なかなか頭にしみこまずひと苦労でした。




キャストは綾瀬はるかと大泉洋と生田斗真と主演俳優が揃い踏みの贅沢さを味わえたのは何よりでした。





さて、レギュラー枠になる次回以降はどうなりますやら…

今回の評価は…7