やっぱりいいですね、このドラマ。
今回は強敵のライバル会社をやりこめる痛快さと、月下(福原遥)と父親(加藤雅也)の親子愛のほっこりもあり、
そして、欠陥物件を売りつける不動産屋の手口を知ったりのお勉強もあって、このドラマの良さが凝縮された回でした。
NHK 火曜22時
「正直不動産」第5話
主演…山下智久
脚本…根本ノンジ
演出…野田健太
月下の父親、昌也は不動産がらみでの失敗がもとで離婚し、その後音信不通だったんですね。
以前は良い家に住んでいたようですが、母子家庭になってからは月下は狭いキッチンの部屋で暮らしてきたのです。
再会した昌也は大阪から東京に引っ越すのでファミリータイプのマンションを探しているようで、月下は自分が探してあげると張り切ります。
しかし、昌也は不動産で失敗した過去があるのに、ミネルヴァ不動産に欠陥物件を契約させられそうになります。
永瀬は自分が過去にやったこともあるからか、ミネルヴァ不動産の手口がわかっていて、その部屋に月下と乗り込みます。
案の定、永瀬の見立てでは欠陥物件で、そうじゃないと言い張るミネルヴァ側は
検査をする調査員も買収していて。
調査員の良心に訴える永瀬の熱弁で、調査員は欠陥物件を明かしてくれました。
利益より人命の大事さを、知床遊覧船の事故で感じたタイミングだけに、悪質なミネルヴァが正直な永瀬にやりこめられるのは痛快でした。
ミネルヴァの社長(高橋克典)がかなり悪質っぽいですね。桐山(市原隼人)がスパイっぽいですが、桐山は何か思うところあってなんでしょうね。
月下はもしかしたら昌也は復縁するつもりかと期待もしましたが、昌也は再婚していてその家族と住むとわかりました。
ショックを隠して、わかってたよとウソをつきました。今回のサブタイトルの「優しい嘘」はこのことでした。
いつも明るくふるまう月下だけに、ちょっと切なかったですね。福原遥をこの役で初めてちゃんと評価した気がします。
永瀬は本音をうまく使えるようになってきましたね。
今回の評価は…8