松重豊の存在の大きさ…「持続可能な恋ですか?」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

このドラマはスローテンポでじわじわと大人の恋が進んでいく感じで、そこに物足りなさを感じる方も多いかと思います。





しかし、単純な胸キュンラブストーリーだけでは見るモチベーションに欠ける私めのようなオジサンには、年齢のあまり変わらない松重豊演じる林太郎の存在は味わい深く見ることができる大きなよすがになっています。




TBS  火曜22時

「持続可能な恋ですか?~父と娘の結婚行進曲~」第3話


主演…上野樹里

脚本…吉澤智子

演出…山室大輔





林太郎の職業が辞書編纂者というのが、「舟を編む」が好きだった私めには、また良いんですよね。




今回も「住む」と「住まう」の違いや、「同棲」「同居」の違いとか、言葉の意味の解釈が聞けて興味深かったです。





そして、お見合いをした明里(井川遥)に呼び出され、腰が痛いのを我慢して出かけていく姿も微笑ましいものがありました。




お見合い相手にネコアレルギーだから、結婚するなら明里の飼っているネコは同居できないと言われたらしい明里に林太郎はこう言います。




「大事なのは、心に誰が住んでいるのか、ということなんじゃないでしょうか?」




ここでまた「住む」という言葉を林太郎に使わせたのが洒落た脚本だなと感心しました。




明里は誰かに止めてほしかったんでしょうね。泣き出す明里に巻いてきたスカーフを頭にかけて人に見られないようにしてあげるのも優しくて良かったですね。




ラストに颯(磯村勇斗)にかかってきたのは誰からなんでしょうか?

意味深な感じでしたね。




今回の評価は…7