今回見終わって、私めはこのドラマは、佐都(土屋太鳳)という異分子が嫁入りしてきたことで、バリバリの時代錯誤な男尊女卑の深山家になじんでいた女性たちが自分らしさを取り戻していく話なのかも?と思わされました。
フジテレビ 木曜22時
「やんごとなき一族」第6話
主演…土屋太鳳
脚本…的場友見
演出…三橋利行
前回で政略結婚を受け入れた有沙(馬場ふみか)は、ちゃっかり相手と仲良くなり婚約。
その祝いのお茶会が深山邸内で行われることに。
長男の嫁の美保子(松本若菜)がお茶会の亭主で、佐都がお点前をすることに…。
美保子はあの手この手で佐都をおとしめようとしますが、
佐都に味方する姑の久美(木村多江)がしっかりとお点前の作法を教えてくれます。
それでも引かない美保子は、佐都にナイショで母親の良恵(石野真子)を普段着でお茶会に招き、正客の座につかせて恥をかかせようとします。
茶道の心得のない良恵は当然、不作法を繰り返しますが、お茶を飲む時には、茶碗の絵柄を他の客に見えるように回してから飲むことをしっかりとやれて、まわりを感心させます。
作法は客をもてなし、もてなされる心から来ていると、食堂をやってきた良恵には気づいたのです。
帰り際、健太(松下洸平)の口うるさい祖母、八寿子(倍賞美津子)も良恵を褒め、佐都のお点前も褒めてくれました。
久美いわく、八寿子も京都の旧華族の娘で文化の違う深山家に嫁入りして散々苦労したらしく、佐都の一番の理解者なのでは…と。
佐都には心強い味方になってくれるかもしれません。
もう1人驚いたのは、老舗和菓子屋の娘で佐都をバカにしていた美保子が、実は先妻を追い出し後妻になった元ホステスの娘だということ。
明人(尾上松也)はそれを隠して結婚したようです。そんな悪い噂が圭一(石橋凌)の耳に入らなかったのは不思議ですけどね。
所詮、佐都側の出自なのに、無理して偽っていた美保子も、最後には佐都に味方して男たちと戦ってくれるかもしれません。
明人が健太が大丈夫?と見上げる目にムカつくというのには共感しました。
確かに憐れみの目に見えてムカつくでしょうね。
今回の評価は…7