今回は恋人モードになった和泉(芳根京子)を康介(山田涼介)が自宅に招いたら、母親、路子(室井滋)が乗り込んできて、実家へ和泉と２人で泊りがけで行くことに…。
恋愛ドラマにお決まりのお泊りパターンですが、泊まるのが実家というところにひねりがありました。
テレビ朝日 土曜23時30分
「俺の可愛いはもうすぐ消費期限⁉」第7話
主演…山田涼介
脚本…田辺茂範
演出…中前勇児
…で、ややこしいことに和泉が未来の康介らしいおっさん(古田新太)に会った時に康介の父親とウソをついたので、
おっさんも実家に来てもらわなければならなくなります。
康介が頼んでもイヤがっていたのに、客を装おって、おっさんが現れドタバタなコメディになります。
古田新太の飄々とした感じに、やはりコミカルもシリアスもどちらも達者な室井滋、そして若いながらもコメディセンスのある山田涼介のからみがテンポよく楽しめました。
ありがちなまま終わるならどうってことない回でしたが、
東京生まれで青森に嫁いできて居づらかったのに、息子の康介が可愛いからその母親として居場所を与えてもらえた路子と、
研究のセクションを追われたのに、異動先で元気と笑顔と居場所を与えてもらえた和泉。
この２人が康介について共感しあうことで、康介の「可愛い」の威力がもたらす良さが浮かび上がる仕組みでした。
そのへんが平凡に終わらないこのドラマの強みです。
今回の評価は…7