今回は東堂(濱田岳)の告白でかなりいろんなことがわかってきました。
しかし、理解に苦しむことも多く、何だかやはりこのドラマ、複雑に作りすぎたのでは?と思えてしまいました。
TBS 日曜21時
「マイファミリー」第8話
主演…二宮和也
脚本…黒岩勉
演出…宮崎陽平
東堂の語った事実をまとめますとこんな感じです。
★東堂の娘・心春の誘拐時、救出失敗後に妻・亜希(珠城りょう)はアリバイが曖昧で怪しまれ、東堂も責めたりしたために失踪。警察は捜査から引いてしまう。
★再び警察を動かすべく、模倣犯となり温人(ニ宮和也)の娘を誘拐することに。
亜希の妹の亜矢(藤間爽子)にも協力してもらい、亜矢は温人の会社に。
★温人の娘の誘拐は成功。しかし、心春誘拐の犯人の動きは無し。やむなくその顛末の暴露本を書く。
★すると犯人から連絡が。心春を返してほしければ三輪(賀来賢人)の娘を誘拐しろと指示が。またも亜矢に協力してもらい誘拐を遂行。身代金の一部を温人の家の玄関先に置く。
★阿久津(松本幸四郎)の娘の誘拐は東堂ではなく、心春誘拐の犯人が。
身代金の受取りはやらされ、トランクルームで亜矢を見た温人を、スタンガンで。
…といったところでしょうか。
やはりどうしても理解に苦しむのは、いくら娘を取り戻したくても、親友夫婦の娘を誘拐して苦しめるのは、常軌を逸してますよね。
濱田岳の渾身の演技をもってしても、説得力はありませんでした。
失踪した東堂の妻が、妹、亜矢とも連絡を取ってないのも、なんだか不思議です。
阿久津の娘も東堂に誘拐させてもよさそうなのに、そこはやらせなかった犯人の意図や、あえてリスキーな何回もに分けて身代金を受け取るのも不可解です。
そしてよく分からないのは、阿久津に温人が怪しいとチクって警察に通報させた立脇(高橋メアリージュン)の行動。
温人が逮捕された会社のダメージなのにナゼでしょう。さっぱりわかりません。
ボルダリングをやっていたので、監禁場所を抜け出そうとして、阿久津の娘は転落してしまいました。生死はまだわかりません。
考察好きの人たちの間では、東堂と阿久津の娘は入れ替わり説や、東堂の娘は実は葛城の娘説、心春誘拐の犯人は吉乃一課長(富澤たけし)説など、いろいろ考えられています。
犯人はそもそもなぜ心春を誘拐したのか?何が目的だったのかさっぱり分かりません。
なんだ、そりゃ?というオチは勘弁してほしいですね。
今回の評価は…6