父親に見捨てられた龍河…「六本木クラス」第8話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めはこのドラマの第3話の記事で、早乙女太一と平手友梨奈の演技を見るのを楽しみに見続けると宣言しましたが、




今回はその2人がガッツリ向き合うシーンがあり、見ごたえたっぷりでした。




テレビ朝日 木曜21時

「六本木クラス」第8話


主演…竹内涼真

脚本…徳尾浩司

演出…田村直己




龍河(早乙女太一)はみやべに現れ、葵(平手友梨奈)を連れ出しスカウトの交渉を始めます。




葵は長屋グループになびくふりをし、龍河を持ち上げて気分良くします。

スマホを卓上に置いた時点で、録音するのはまる分かりなのに、ご機嫌の龍河はひき逃げのことやもみ消しまでベラベラ喋ります。




したたかな葵と、人を疑わないお坊ちゃま気質丸出しの龍河。

対照的な2人のやりとりは濃いキャラのぶつかり合いで引き込まれる面白さでした。




特に龍河の性根の腐り具合を、これでもかと言わんばかりにたっぷりと演じる早乙女太一には惚れ惚れしました。





憎々しさだけでなく、騙されやすい間抜けさや、父親の長屋会長(香川照之)から愛されてないさびしさ、父親へのコンプレックスなど、ドロドロと複雑にからみあう負の感情を、実に巧みに演じていて、ある意味この人は天才肌の役者だなと思わされます。





今回、話のキーとなるのは、会長解任の危機に瀕した長屋会長がひき逃げ事件が発覚した龍河を取るか、会社を取るかでした。




相川(稲森いずみ)や新(竹内涼真)は、息子をかばうだろうと読んで、勝算ありと踏みますが、




長屋は泣き落としで、父親らしいことをしてやれずに悪かったと龍河を抱きしめ出頭させたあとに、




株主総会直前に会見を開き、息子の罪を明かし世間に詫びるという、龍河を切り捨てるという手段に出ました。




長屋と龍河の濃いキャラ親子がガッツリのシーンも今回は見ごたえがありましたね。




龍河が父親の愛情に飢えていたのがよくわかりました。

慌てて戻ってきた龍河が、長屋のおまえ1人で罪をかぶれという無言の圧力に、




涙ながらに屈して、父親もグルだと明かさなかった時の表情も、なんだか哀れにさえ見えました。




長屋会長を陥れることに失敗した新、葵、相川チームは次はどんな手に出るんでしょうか?





龍二(鈴鹿央士)が龍河に代わって後継者になりそうですが、龍二は父親に付いて豹変するのか、




それとも新に味方して父親を排斥するのか、気になりますね。




今回の評価は…8