いや〜、甲本(臼田あさ美)は怪しげだったから何かからんでるのかと思ってましたが、ここまで酷い悪女だったとは…
甲本は最後まで罪に問われることはなく、モヤモヤしたまま終わってしまいました。続編があるんですかね。
日本テレビ 木曜23時59分
「オクトー~感情捜査官 心野朱梨~」最終回
主演…飯豊まりえ
脚本…三浦駿斗
演出…中茎強
明かされた真実を整理するとこんなことになりますよね。
甲本は学生時代から小野寺(片桐仁)の恋人でしたが、小野寺の勤務する警察署に紫織(松井玲奈)が父親に会いに来た時に紫織に一目惚れ。
小野寺の気持ちは甲本から紫織に移ってしまい、恋愛感情が離れたことが許せなかったそうです。
「それで思ったんだよね、だったら、どんな形でもいいから小野寺くんの感情を私のそばに置いておこう…って」
穏やかに話す甲本が不気味でした。
ある意味、狂人なのか、サイコパスなのか、そこからがスゴいんです。
小野寺に紫織との恋を応援しているふりをして、紫織を自分だけのものにするには1つだけ方法がある…と洗脳し、紫織の両親を殺し、紫織を刺すように仕向けたのです。
紫織の父親に小野寺の横流しをチクったのも、小野寺にシリアルキラーの犯行のように見せかけるよう知恵をつけたのも甲本らしく、とにかく手がこんでいます。
犯行後、小野寺は服従と信頼の感情を引き出され、甲本から束縛され続けました。
小野寺の目から出ていた黒い感情の色は、甲本に操られるままに、殺したくない同僚を殺し、愛する人を傷つけたことで、8つの感情が不自然に混じりあったためにそんな色になったのです。
自首してきた小野寺はあなたの感情はあなただけのものです、と朱梨(飯豊まりえ)に言われて、涙を流し呪縛を解かれます。
しかし、連行された留置場にまた甲本が面会に現れ、ニヤリと笑ってました。
まだ呪縛は続きそうです。
ゾッとしましたね。
甲本は小野寺のみならず、紫織にも感情にフタをするように仕向けたり、感情の色が見える朱梨も実験対象にしていたようです。
徹底したマッドサイエンティストですね。
片桐仁と臼田あさ美の好演で最終回も見ごたえがありました。
最終回の評価は…7