このドラマは正樹(中島裕翔)と冴(吉川愛)を取り巻く人々の毒々しさが見どころでもあったわけですが、
ここに来て、毒気が抜けてきた人物が続出し、トーンダウン気味。
ま~最終回も近いので、それくらいしないと収拾がつきませんけどね。
フジテレビ 木曜22時
「純愛ディソナンス」第9話
主演…中島裕翔
脚本…武井彩
演出…菊川誠
正樹と離婚と決まり、行方不明になっていた愛菜美(比嘉愛未)は、
ある意味、束縛されていた父親(光石研)へも言いたいことを言い放ち、鬱積していた毒を吐き出すだけ吐き出したので、
毒気が抜けて、なんだかピュアないい人になりましたね。
本来そういう女性だったのに、いろいろ歪んで育ってしまったのでしょうね。
今回などは、相手のためにとすることは、相手を追い詰めることにもなる…なんて、結構いいことを正樹に言ってくれたりもして…。
こちらも愛菜美のことを本気で心配してくれて、碓井への復讐心はどうしたのかと思うくらいの路加(佐藤隆太)と、愛菜美は再婚して幸せになったらいいのにと思えてなりませんでした。
冴の母親の静は、かなり病が悪化しているようで、毒々しさが衰えてきました。
ちょっと残念ではありますけどね。
また、正樹への嫉妬心のあまり、正樹の再就職先のピアノ教室の壁に誹謗中傷の落書きをした慎太郎(高橋優斗)は、
自分のしたことを悔い、冴への思いを断ち切ることにし、また元の良い友人に戻れました。
そんな中、毒々しさがまだまだ全開なのが碓井と息子の北都(和田正人)。
正樹の再就職先に圧力をかけたり、冴の住むシェアハウスを立ち退きにしようとしたり、相変わらず卑劣です。
正樹が土下座してまた働かせてくださいと頼まざるをえないシーンは、痛いほど正樹の無念さが伝わりました。
何とかこの親子がこらしめられる展開になってほしいですね。
更に、獄中の加賀美(眞島秀和)から正樹に手紙がありました。
何を企んでいるのか?
冴のシェアハウスにいる晴翔(藤原大祐)は加賀美の息子では説がありますが…。
今回の評価は…7