逆境にもへこたれない長屋会長=香川照之…「六本木クラス」第11話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回の撮影がいつ行われたのか確かなことは分かりませんが、恐らく香川照之のアノ一件の最中か、その後だと思われます。




番組降板やCM打ち切りと急転直下の逆境に身を置くことになった香川照之と、

死期迫るがん宣告を受けた長屋会長が、変にリンクしてしまい、つい引き込まれてしまいました。

ちょっと不謹慎な見方ですけど…




テレビ朝日 木曜21時

「六本木クラス」第11話


主演…竹内涼真

脚本…徳尾浩司

演出…樹下直美




テレビの料理対決番組でみやべは、龍二(鈴鹿央士)が仕掛けたりく(さとうほなみ)のトランスジェンダーであることをリークしての揺さぶりにもめげず、見事優勝。




みやべは出資も得て、企業として成長する運びに。




リークした龍二は葵(平手友梨奈)にはひっぱたかれるわ、冷淡にされるわで、可哀想になるくらいでした。





葵の新(竹内涼真)と龍二への態度の落差は絶叫マシン並みで、演じる平手友梨奈の演技が迫力あるので、龍二が気の毒になるほどでした。




時は流れて4年後、RCは大きくなりましたが、まだ長屋ホールディングスが君臨してます。




後継者の龍二常務はアメリカ支社から帰国、龍河(早乙女太一)は出所します。




しかし、体調がすぐれない会長は膵臓がんで余命半年と宣告されます。

顔色も悪く落ち込むのですが、それを知った新から電話が来て、




まだ復讐は終わってないから、勝手に死ぬな!と言われます。




「私に生きていて欲しい唯一の人間がお前とはな…」



皮肉な成り行きに涙しますが、かえってそれで生きる気力を取り戻します。




このあたりの香川照之の顔芸は真骨頂でしたね。こんなことでへこたれてたまるか、という鬼気迫る役者魂みたいなものが伝わりました。

しばらくこれが見られなくなるんですかね。残念です。




さて、いかに復讐劇はラストを迎えるのか気になります。




新をめぐっての葵と優香(新木優子)の争いは正直、どうでもいいです。




今回の評価は…7