この状況で新米医師の成長を描くのは…「PICU」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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初回は見切り発車のようにスタートした北海道初のPICUの窮状が描かれました。



主人公志子田(吉沢亮)のヘタレぶりも描かれましたが、軸足はPICUを推進する難しさにあったように思います。

それがオリジナリティがあって良いなと思ったのですが…





フジテレビ 月曜21時

「PICU~小児集中治療室~」第2話


主演…吉沢亮

脚本…倉光泰子

演出…平野眞




PICUに関しては他の病院の先生たちに集まってもらい、人を出して欲しいと頼んでも拒まれる…というくだりが冒頭にあったくらいで、





あとは、搬送された火傷を負った姉弟の話で、せっかく志子田は付き添いの姉の方の食道火傷に気づくというファインプレーをしながらも、





もう好きな歌が今までのように歌えないかもというのを、母親(紺野まひる)の本人には言わないでという要望を破り、




強く聞かれたのでもらしてしまうという失態をしてしまうのです。




こうなると、医療ドラマにありがちな新米医師の失敗エピソードというのにとどまり、何だか普通になってしまったなという印象でした。





子役さんの演技も、吉沢亮の落ち込みっぷりも、安田顕演じる植野の穏やかながら厳しい叱責も、甲本雅裕演じる麻酔医、今成の優しいフォローも、演者の演技は良かったんですけどね。





中でも今もバスガイドを続ける大竹しのぶ演じる母親の南が、落ち込んでいる息子に沢山料理を作り、へこんだ時ほど食うんだよと元気づけるシーンは良かったです。





1つ、難癖をつけるなら、どうも菊地凛子が知事に見えなくて困ってます。

女性知事さんっていますけどね。




このドラマ、期待しているので、批判やら何やらのせいでぶれたりせずに、テーマをしっかり貫いてほしいです。




今回の評価は…7