このドラマの脚本森下佳子は来年1月スタートで既に制作開始されているNHK「大奥」の脚本も担当しています。
家光編、綱吉編、吉宗編すべてを1人で書くのはかなりの労力で、さぞ大変かと思います。
…ってことは、このドラマの脚本はかなり前に書かれたんでしょうね。
どうも森下佳子らしからぬ雑な脚本になっているのはそんな事情もからんでいるのでは?と邪推してしまいます。
日本テレビ 水曜22時
「ファーストペンギン!」第5話
主演…奈緒
脚本…森下佳子
演出…内田秀実
銀行の支店長(石井正則)が新しくなり、理解してもらえて融資されるようになるし、
お魚ボックスは順調で、ママ友のそよ(志田未来)も事務員として手伝うことになるなど、劇的に和佳(奈緒)を取り巻く環境は良くなっています。
そんな中、和佳の息子、進のかかりつけ医で、何かと相談に乗ってくれる祐介(渡辺大知)が、東京からやってきます。
実は祐介は片岡(堤真一)の亡き妻(中越典子)の連れ子で、片岡とは絶縁状態にあったのです。
医師になるため医大をめざした祐介は学費を片岡に出させるのは大変なので、母親の実家の養子になり学費を出してもらったのですが、それが片岡は許せなかったようです。
和佳や、磯田(吹越満)、山中(梶原善)らがとりなして、なんとか和解するのですが、
和佳と親密そうな祐介に片岡が結婚したら…とすすめると、祐介は同性愛者だとカミングアウトし、地元に戻りパートナーと病院をやりたいと言い出し、旧弊な考えの片岡はまた怒り出します。
古い体質の漁師町で、どんな偏見にさらされるか分からないので、それを心配してもあるでしょうが、相変わらず片岡は酷い言い方です。
ま~ジェンダーのことまで盛り込んでくるとは…
本来のテーマから随分離れましたね。
結局、片岡は許すんですが、今度は和佳を好きだと思った永沢(鈴木伸之)に彼女がいると分かるって。
おいおい、どこへ向かってんだ?このドラマ。
今回の評価は…5