自由に生きるから…「一橋桐子の犯罪日記」最終回 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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「秋桜が好きよ私は弱いから」という自分を詠んだ桐子(松坂慶子)の俳句が、ラストは「秋桜が好きよ自由に生きるから」に変わりました。




ムショ活をやめ、生きていく場所を得た桐子は、もう弱い桐子さんではなく、自由に生きるたくましさを身につけていました。





NHK  土曜22時

「一橋桐子の犯罪日記」最終回


主演…松坂慶子

脚本…ふじきみつ彦

演出…笠浦友愛




主人公の影響を受けて周りの人々も前向きになっていくドラマって良いですよね。




このドラマは桐子のムショ活を通じて、協力してくれるようになった雪菜(長澤樹)や、久遠(岩田剛典)、寺田(宇崎竜童)らが、





桐子が親身になり勇気づけたことで、雪菜は父親(神尾佑)にサーフィンについて

理解してもらったり、久遠は昔の仲間が話を持ちかけてくるのは、自分が悪いのだと気づいたり、





がんを患い、どうせ死ぬなら殺してくれと頼んできた寺田は、うまくいかず病院に入り、最期は孤独でなくすみそうになり、それぞれ踏み出せましたね。





初回に登場した知子(由紀さおり)の娘、奈穂美(戸田菜穂)が再登場。

形見分けをしてくれたのですが、桐子は知子が生前詠んでいた「わが罪を知る人は無し夕霞」の罪とは何かをたずねました。



実は知子は夫から言葉の暴力を受け続けていて、ずっと耐えてきましたが、





高血圧や糖尿気味の夫にも味が濃いものやコレステロールの高そうな美味しい料理を夫のために作り続けたのでした。





従順にしながら、命を縮めていたというのはゾっとしましたね。

知子のあのおおらかな笑顔はそれをなしとげ解放されたことからくる笑顔だったんですね。





奈穂美の好意で、知子の生家に桐子は住めることになり、小学校で清掃をすることなりました。




居場所ができて良かったなと、後味のよい終わり方でした。





今回の評価は…8