役者の熱演が気の毒になる粗い脚本…「クロサギ」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は上海マフィアも入り乱れての大掛かりな詐欺で、桂木(三浦友和)の指示で黒崎(平野紫耀)は御木本(坂東彌十郎)を追い詰めましたが…




TBS  金曜22時

「クロサギ」第5話


主演…平野紫耀

脚本…篠崎絵里子

演出…石井康晴




なんだか、50億だの、100億だのと現実離れした額の金が、いともたやすくあっちこっちに動くという展開でしたが、




あまりにテンポが良くて私めの理解はとても追いつかず、上海を二分するマフィアたちも安っぽいというか、今どきはもうこんな感じじゃないのでは?という感じで、





予算やスケジュールの都合で日本で撮影しているのはまる分かりだし、話が大掛かりな割に、どうもチャチに見えました。それは残念です。





だったら歌舞伎町に暗躍する中国人マフィアとかでも良かったのにと思えたほどです。




追い詰められた御木本が、黒崎に自分を殺せと迫るシーンや、御木本や御木本の腹心の垣根(金井勇太)を死なせたことを悔やみ黒崎が雨中号泣するシーン、




まさに渾身の熱演で、坂東彌十郎の顔芸はスゴいし、平野紫耀も気迫は一歩も引かずで見応えがありました。





しかし、脚本が粗くてどうもイマイチ感情移入ができません。

さらに酷いのは神志名刑事(井之脇海)の扱い。なぜ神志名が詐欺師を憎むか説明ちゃんとありましたっけ?




なんかいつもギャーギャー叫んでいて、なんなんだろう?と思うしかなく、上海まで来て何がしたかったかもよくわかりませんでした。




最後は桂木との対決になるんでしょうが、桂木と癒着している銀行マン、宝条(佐々木蔵之介)も登場し、敵はまた増えたようです。

佐々木蔵之介の腹黒キャラは良いんですよね。




今回の評価は…7