秋ドラマアカデミー賞、本日最後に発表は最優秀主演男優賞です。
男優の主演ドラマは6本でした。
吉沢亮
「PICU~小児集中治療室~」
ヘタレな小児科医がPICUに入り、成長していくさまを演じました。
小児患者との関わりでウソをつかなければならない苦しみや、母親の病気に気づけなかった悔恨など複雑な感情表現をしっかりと演じきりました。
仲野太賀
「拾われた男」
風采のあがらぬ役者志望の男がのし上がっていく前半と、アメリカで倒れた兄を迎えにいく後半。肌合いの違うどちらでも愛すべきキャラであり続けました。
特に前半での伊藤沙莉とのコンビネーションは絶妙でした。
ひっばたかれる時の仲野太賀の顔が最高でした。
山田涼介
「親愛なる僕へ殺意をこめて」
二重人格を鮮やかに演じ分けました。特に後から出てきたB一は、これまでドラマでは演じてないダークな役柄で声音も変えて、新境地を示しました。
岡田将生
「ザ・トラベルナース」
アメリカで医療行為もしていたスーパーナース役。鼻持ちならない感じがありつつも、ちゃんづけでナースたちに呼ばれてしまうヘタレさもあるのが岡田将生ならではでした。
平野紫耀
「クロサギ」
前作の山下智久と比べる気にならないほど、平野紫耀ならではのクロサギになっていたのはお手柄でした。著しい成長を感じたのに、日本を離れてしまうのは残念です。
山﨑賢人
「アトムの童」
天才ゲーム開発者という役でしたが、ゲームにかける熱さやピュアさ、だからといって変人でもないバランスの取れた魅力的な主人公でした。
以上6人の中で最優秀主演男優賞に選ばれたのは…
吉沢亮
「PICU~小児集中治療室~」
大河ドラマを1年主演した経験はダテではないことを証明してみせました。
何ごとにもまっすぐにぶつかろうとする主人公が壁にぶつかり苦しみ、そして成長するさまは感動的でした。
秋ドラマは若手の男優ばかりが揃いましたが、1つ頭が抜けていました。
これからどんな役を演じていくか、実に楽しみな役者さんです。
大竹しのぶとの最後のシーンは名シーンでした。