秋ドラマアカデミー賞、続いては最優秀主演女優賞です。
秋ドラマで女優主演作品は3本でした。
長澤まさみ
「エルピス~希望、あるいは災い~」
女子アナの発声方法をしっかり会得して
撮影に臨んでおり、この役にかける強い思いを感じさせる入魂の演技でした。
まだ放送も決まっていない内から、長澤まさみにオファーしていたという佐野プロデューサーの思いにこたえる好演でした。
奈緒
「ファースト・ペンギン」
荒くれ者で頭のかたい漁師たちの尻を叩いて改革する女傑をたくましく演じました。
初回と最終回で見せた啖呵の迫力は、奈緒のパワーを再認識させられました。
今後がますます楽しみな女優さんです。
川口春奈
「silent」
再会した元恋人が中途失聴者になってしまい、手話を学び寄り添っていこうとするヒロインをまっすぐに演じました。
誰に対しても変わらぬ態度で接する真摯さと明るさは、とかく重苦しくなりがちなテーマの作品の中で、太陽のように輝いていました。
3人の中で最優秀主演女優賞に選ばれたのは…
長澤まさみ
「エルピス~希望、あるいは災い~」
近年、連ドラ主演といえば「コンフィデンスマンJP」くらいの長澤まさみが、演じごたえのある役を得て、その実力をいかんなく発揮した点で、評価したいと思います。