2023年冬ドラマ期待度ランキングTOP3 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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冬ドラマ期待度ランキング、いよいよTOP3の発表です。




私めは連ドラを評価する時に、脚本を最も重要視しますが、この3本は私めの好きな傑作を書いてきた脚本家たちによる作品です。




ハズレもありえますが、期待度は高くしておきたいと思います。





3位

14日スタート

テレビ朝日 23時30分

高橋一生主演

「6秒間の軌跡~花火師望月星太郎の憂鬱~」…☆☆☆☆☆☆☆☆ 


共演…橋爪功、本田翼

脚本…橋部敦子

演出…藤田明二、竹園元、松尾崇




橋部敦子は草なぎ剛の「僕の…道」シリーズ、「フリーター、家を買う。」「僕のいた時間」などを書いてきた人です。




近年は今回と同じ高橋一生主演の「僕らは奇跡でできている」や「知ってるワイフ」「モコミ」「半径5メートル」といったユニークな作品を書いていて、そのオリジナリティが貴重な人です。




で、今回の作品ですが、主人公はコロナ禍で店の存続が危ぶまれる花火師。

父親と店を営んでいましたが、仕事は激減、おまけに父親(橋爪功)は亡くなり…という窮地に。




そこへ花火を作ってほしい謎の女性(本田翼)が現れ、おまけに死んだはずの父親も幽霊で現れ…と、何だか不思議なドラマになりそうです。




何だ、こりゃ?という駄作で終わる可能性もありますが、高橋一生と橋爪功の親子が紡ぐドラマに期待したいと思います。





2位

10日スタート

NHK  火曜22時

「大奥」…☆☆☆☆☆☆☆☆★


出演…冨永愛、中島裕翔、堀田真由、福士蒼汰、仲里依紗、山本耕史

脚本…森下佳子

演出…大原拓、田島彰洋、川野秀昭





森下佳子は秋ドラマで「ファーストペンギン!」がイマイチでしたが、こちらに力を入れていたからでは?と邪推しております。




森下佳子と言えば、TBSで「世界の中心で、愛をさけぶ」「白夜行」「JIN-仁」「とんび」「天皇の料理番」「義母と娘のブルース」と書いてきた人です。



こう並べると強い原作があるとそのドラマ化に長けた人と言えるかもしれません。




NHKでは朝ドラで「ごちそうさん」、大河で「おんな城主直虎」を書きましたが、よしながふみの人気漫画「大奥」の

完全版をドラマ化するという意欲的な企画に森下佳子を指名したのも過去の実績あればこそでしょう。




TBSが映画と連ドラで映像化した際は、

「吉宗・祐之進編」(映画)→柴咲コウ、二宮和也

「家光・有功編」(連ドラ)→多部未華子、堺雅人

「綱吉・右衛門佐編」(映画)→菅野美穂、堺雅人


菅野美穂と堺雅人の結婚のきっかけになった作品でしたね。



今回は上記がそれぞれ、冨永愛・中島裕翔、堀田真由・福士蒼汰、仲里依紗・山本耕史になるわけですが…




NHKですから予算をかけて、しっかり作りそうで見ごたえはあるでしょうね。

森下佳子なりの工夫がどう盛り込まれるか楽しみです。




1位

13日スタート

TBS 金曜22時

井上真央主演

「100万回言えばよかった」…☆☆☆☆☆☆☆☆☆


共演…佐藤健、松山ケンイチ、シム・ウンギョン、平岩紙、荒川良々

脚本…安達奈緒子

演出…金子文紀、山室大輔



脚本家もさることながら、これは井上真央と佐藤健と松山ケンイチという顔合わせですね。

この3人が共演するとどんな作品が生まれるのか、それをまず見てみたいというのが強いです。




…で、脚本の安達奈緒子ですが、「コード・ブルー3」を書いたあと、「透明なゆりかご」「きのう何食べた?」と傑作を立て続けに書き、大注目の脚本家となりました。

昨年放送された単発ドラマ「海の見える理髪店」も秀作でした。




そんな安達奈緒子が上記の3人を使ってどんなドラマを作るのか?大変気になるところです。




井上真央演じるヒロインは恋人を突然亡くし、その死を受け入れられない美容師。


その恋人を演じるのが佐藤健で、死んだことが分からず魂となって現世をさまよう料理人。



そして、その幽霊が見えてしまい、思いを伝える役割になるのが松山ケンイチが演じる刑事。




この枠で昨年放送した「妻、小学生になる」のように非現実的なファンタジーですが、それでどう感動させてくれるか、脚本の腕の見せどころです。




奇しくも3位の「6秒間の軌跡」も死んだ父親が幽霊で現れるようなので、どちらが良い作品になるか好勝負を望みます。