演出が好みに合わない…「警視庁アウトサイダー」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

連ドラについてじっくり語るブログ

連続ドラマでこれは面白いという作品のみをマメにチェック!

その内容紹介、批評、さらにヒット分析など、あらゆる情報を連ドラ好きの方々のために提供するブログです。

私めは個人的な好みはなるべく記事には持ち込まないようにしているのですが、たまに例外があります。




このドラマのメイン演出で第1話も担当した木村ひさしの演出がそれで、どうも肌に合わないというか、この人らしさが出れば出るほど嫌悪感がわいてしまいます。




テレビ朝日 木曜21時

「警視庁アウトサイダー」第1話


主演…西島秀俊

脚本…高橋泉

演出…木村ひさし




木村ひさしの演出のイヤなところ、その1つが自分の好みの押し付け。

この人はプロレスが大好きで、とかく演出するドラマにプロレスネタを押し込んできます。




第1話でも早速人気プロレスラーたちが本人役で登場しており、ほら、まただとゾッとしました。




みんなプロレス好きでしょう?みたいなノリが私めにはイヤなんです。

小さい頃はよく見てましたが、大人になってからはさほど興味の失くなった私めには、だから何?って感じなんです。




もう1つは堤幸彦の悪影響。木村ひさしは堤幸彦の助監督から監督になった人で堤幸彦の多大な影響を受けています。



「TRICK」シリーズはまさに助監督から監督になった頃で、そこで堤幸彦がやっていた遊び心ある演出を継承しているんです。




それが画面の隅々にある小ネタの遊びで、確かに堤幸彦のドラマでは魅力の1つでしたが、どんなドラマでもそれをやればいいってものではありません。




小ネタが気になって気が散ったり、おふざけが雰囲気を壊したりしかねないのです。




おかげでこのドラマもシリアスとコミカルの案配が微妙で、どう見てよいのかが演出のせいでボヤけました。



ヤクザっぽい元マル暴の刑事(西島秀俊)、何か隠し事があるらしいエリート刑事(濱田岳)、副総監の娘でやる気のない新人刑事(上白石萌歌)

ワケありトリオがいかに事件に向き合うか…って設定なんですが、




小ネタでふざけなくても十分面白くなりそうなのに…と残念でした。




おそらく記事はこれ限りになると思います。