コンマス次第でそんなに変わる?…「リバーサルオーケストラ」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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事前に得た情報からこんな感じになるんだろうなという予想を良くも悪くも逸脱しない初回でした。




まあ~そういうことね、ハイハイ…って感じ。先々もどうなっていくか薄々わかるようなドラマです。

それだけ安心感はありますが、面白みの無さにつながる懸念もあります。




日本テレビ 水曜22時

「リバーサルオーケストラ」第1話


主演…門脇麦

脚本…清水友佳子

演出…猪股隆一




市民オーケストラってブロはブロなんですね。それにしては意識が低すぎる描き方だったな…と。




とはいえ、酷い状況を見せておかないと、そのオーケストラが、指揮者とコンマスの加入でどう変わるかの変化がつかないんで仕方ないんでしょうけどね。




10年間、バイオリニストではなくなっていた初音(門脇麦)が、バイオリンを弾き始めるシーンも、急にダメダメなオーケストラのはずが、見違えるような演奏を始めてそんなに変わる?と都合よい展開にちょっと驚かされました。




門脇麦なら市役所で素性を隠して働く初音が、バイオリンを弾き始めたら変わるというのをこう演じるだろうなと予想したらその通りでした。





またドイツ帰りで父親の市長(生瀬勝久)の窮地を救わざるをえなくなった口うるさい指揮者の朝陽を演じる田中圭も、





田中圭のツンデレのツンの方の役柄で、大体こんな感じだろうなという予想とほぼ同じの新鮮味の無さでした。




そういう意味では朝陽を支える事務局長役の岡部たかしは、役によって演技が変わる人で、今回は滑舌よく説明しまくるキャラをすんなり演じていて、そちらに目が行ってしまいました。




瀧内公美、濱田マリ、平田満、坂東龍汰、前野朋哉といったクセの強い楽団のメンバーをこれから1人1人フィーチャーして意識改革を描いていくんでしょうね。




市長に敵対し、市民楽団が市長肝いりの来春オープンの市民ホールを満席にできないよう邪魔してきそうなイケボの市議

も津田健次郎に当て書きでハマり役です。




オリジナル脚本でそれなりに書けていて、この枠常連のベテラン演出が手堅くまとめているので大きな破綻はありません。





それなりに楽しめそうです。

今回の評価は…7