心の病では大切な医師との出会い…「リエゾン」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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心の病を抱える子どもたちが泣き叫んだり暴れ回る姿を見るのは、正直しんどいです。




しかし、私めはこれは見なきゃいけないなと思いましたし、共感していただける方々にはぜひ見ていただきたいと強く願います。




テレビ朝日 金曜23時15分

「リエゾン~こどものこころ診療所~」第1話


主演…山崎育三郎

脚本…吉田紀子

演出…Yuki Saito




前クールの「PICU」もそうでしたが、これまで小児科や小児医療をテーマにしたドラマはありましたが、




子どもの心の病をテーマにしたドラマは、記憶するところ無かったのでは?と思います。





漫画の原作ですが、心の病がテーマのドラマを果敢に放送するのは、テレビ東京やNHKではありそうですが、テレビ朝日が珍しく攻めた姿勢を見せ、喜ばしく思いました。





私めが子どもの頃には発達障害とかいう言葉は聞いたことがありませんでした。




今は広く知られていて、自分の子どもが他の子どもと違っていたら発達障害なのでは?と気にしてメンタルクリニックで子どもを診てもらう親は増えているようです。




知っているようで詳しくはないので、このドラマで発達障害にも種類があって、どんなパターンの子がいるのかといったあたりを学んでいけるのは良いなとまず第一に思いました。





あと、心の病を抱えた患者とその家族は、出会った医師によって大きく左右されるなということを痛感しました。




いまだに遅刻や物忘れがひどく、医師を諦めようとしていた研修医の志保(松本穂香)は小さい頃、家を飛び出しては、今は亡きりえ先生(風吹ジュン)のもとに来て、「大丈夫、志保ちゃんはいい子」と言ってもらい気持ちを安らげていたのでした。




その同じ言葉を今度は志保が、発達障害の少女に言ってあげるのは感動的でした。



このドラマは研修医の志保も、医師の佐山(山崎育三郎)も自身が発達障害というところがミソで、痛みや苦しみを知るからこその診療がいかなるものかが気になります。




山崎育三郎は長髪や、メイクしているような容貌にちょっと違和感がありましたが、演技自体は包容力がある豊かな演技でそこは文句ありません。




静かなたたずまいで佐山に寄り添い支える臨床心理士の向山役の栗山千明はじめ、訪問看護師役の戸塚純貴、言語聴覚士役の志田未来など脇も揃っています。




「PICU」の時と同様に子役も大切ですね。名子役に泣かされる回もありそうです。




今回の評価は…8