時間とお金のかけ方がNHKならでは…「探偵ロマンス」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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こちら全4話だそうですが、NHKならではの時間とお金をかけた作りで、これは見ちゃいますね~。

ワクワクする活劇要素が、昭和世代にはたまりませんね~!





御年70歳になる草刈正雄のワイヤーアクションにはド肝を抜かれました(笑)




NHK  土曜22時

「探偵ロマンス」第1話


主演…濱田岳

脚本…坪田文

演出…安達もじり




大正時代の話ですから、セットからエキストラ1人1人のかつらや衣装、小道具に至るまで、その時代に合わせたものにしないといけないので、時代劇と同じくらい大変だし、お金がかかりますね。





NHK大阪が朝ドラ「カムカムエヴリバディ」好評につき、なのか、同じスタッフが集結し制作したのだそうです。




主人公はまだ作家デビューする前の、のちの江戸川乱歩、平井太郎(濱田岳)。





江戸川乱歩自体、名前は知ってますし、作品も知ってますが、江戸川乱歩自身のイメージはあまり無いので、どんな人だったのか興味はわきますね。





海外の推理小説のようなものを書きたいという熱い思いはあれど、なかなか認められない、そんな頃の話のようです。




江戸川乱歩が主人公だけに、D坂とかA公園とかアルファベットを使っていたり、いかがわしい富豪や権力者が集まる秘密倶楽部が出てきたり、雰囲気は独特で画作りも映画のように凝っています。




ピス健という怪盗が横行し、警察がだらしないため、伝説の名探偵白井三郎(草刈正雄)が再び活躍してくれることを世間は熱望します。





初回はそんな白井三郎と平井太郎が出会い、コンビを組んでピス健に立ち向かうことになるまでが描かれました。




冒頭にも書きましたが、何と言っても驚いたのは、ピス健が現れ、それを追いかける時の草刈正雄のワイヤーアクション。




スゴい動きをしていて、まさに活劇!というワクワクもののシーンでした。




飄々としていながら、いざとなると凄みを見せる変り身が流石です。




テンポよく、多くの登場人物をさばきながら散漫にならない坪田文の脚本も良いです。




これを見るなら、裏のドラマはもう記事を書かなくても…と思ってしまいました。

今回の評価は…8