本田翼の演技力についてとかく否定的な評価の方がかなりいらっしゃいますが、そんな方こそ、このドラマの彼女を見てあげてほしいです。
本田翼もこういう演技ができるのかと、認識を新たにしていただけると思います。
テレビ朝日 土曜23時30分
「6秒間の軌跡~花火師望月星太郎の憂鬱~」第2話
主演…高橋一生
脚本…橋部敦子
演出…藤田明二
百戦錬磨のベテラン脚本家とベテラン演出家の手にかかれば、本田翼もこれだけの良さを引き出してもらえるんだなと、今回は感心しながら見ていました。
このドラマは登場人物が極めて少なくて、今回も星太郎(高橋一生)と幽霊になった父親の航(橋爪功)と、
星太郎に住み込みの弟子入り志願に来たひかり(本田翼)と3人しかいません。
3人の会話劇と言っても、ひかりに航は見えませんから、航⇔星太郎⇔ひかりという会話がずっと続いたわけですが、
今回は航、星太郎親子の会話より、星太郎とひかりの会話の方が多かったです。
だから、初回より見劣りしたというわけではなく、高橋一生と本田翼のやりとりでもちゃんと見ていられました。
確か「絶対零度」でしたかね、トラウマを抱える陰のある役を本田翼が演じた時に、ニコニコ明るく元気でない本田翼の良さを認識しました。
なので、与えられた役次第では評価は上がると思っていたので、ようやく演じごたえのある役に出会い良かったなと思います。
初回より少なかったものの、高橋一生と橋爪功の軽妙洒脱なやりとりは最高です。
今回も楽しめました。
星太郎もひかりも花火作りを通じて、見失いかけていたものを取り戻していくんでしょうね。
今回の評価は…8