子どもの気持ちを聞いてあげない大人たち…「リエゾン」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回は訪問看護師の川島(戸塚純貴)が、志保(松本穂香)を伴って訪問看護に行った先の親子のエピソードでした。




自らも発達障害であるからこその志保のグッジョブが見られましたね。




テレビ朝日 金曜23時15分

「リエゾン~こどものこころ診療所~」第2話


主演…山崎育三郎

脚本…吉田紀子

演出…Yuki Saito




その親子はかなりキツい状況で、妻がうつで自殺してしまい、夫の治(岡田義徳)もうつになり働かず引きこもりに。




母親の自殺は知らない娘の悠里は、発達障害らしいのですが、とてもそのケアを受けられる状況ではなく、学校にも通えていません。




部屋はゴミ袋が散乱し、抑うつの薬を治はビールで飲んでいるようでした。




川島は見かねて児童相談所に相談しましたが、取り合ってくれなかったようです。




そんな中、悠里はコンビニで万引きをしてしまいます。

さすがに児童相談所も出動しないわけにいかず、




悠里を保護して、治と引き離そうとしますが、治はなんで引き離すんだと大声を出して暴れます。




もっと早く動けば悠里は万引きなんかしなかったのにと川島は児童相談所の職員を責め、ぐちゃぐちゃの状態に…。





その時に志保が大声を出して、なんで悠里ちゃんの気持ちを聞いてあげないのかと大人たちを責めます。




耳をふさいで耐えている悠里に志保がホントの気持ちを聞くと、悠里は学校に行きたいと訴えます。




お父さんが死にたいって言うから、心配で学校へ行けないんだけど、もうお父さんとは離れて暮らしたいとはっきり思いを打ち明けます。





悠里のその言葉を伝え聞いて、抵抗していた治も涙ながらに応じます。




そんな治に、佐山(山崎育三郎)は治の心をまず治してそれからまた一緒に住めばよいとアドバイスします。




うつを克服するのも大変なことですからね。

1人で大丈夫なのかと心配になりました。




朝ドラ「舞いあがれ!」でヒロインの幼少期を演じた浅田芭路ちゃんの悠里も巧みに発達障害の子どもの感じを演じていましたが、





それを圧するかのように、うつの人の良い時悪い時を演じ分けてみせた岡田義徳の演技が凄まじかったです。

やはりこの人はスゴいですね。





心にでこぼこのある子どもの心に寄り添う大切さを今回もきちんと描けていたと思います。





今回の評価は…8