このドラマは大前提として視聴者がその回のエピソードのメインとなる患者に素直に助かってほしいと思えなければダメだと私めは思ってます。
せっかく4話、5話と良くなってきていたのに、5人目の脚本家が初めて書いたらしい今回は1、2話のダメだったところとまた同じ失点になってしまいました。
TBS 日曜21時
「Get Ready!」第6話
主演…妻夫木聡
脚本…金沢知樹、山田能龍
演出…山本剛義
今回の患者はエース(妻夫木聡)が表の顔としてやっているケーキ屋の常連である女子高生の水面(當真あみ)の父親、嶋崎(鶴見辰吾)。
嶋崎は世界的なパティシエでしたが、交通事故で右手が使えなくなり、加えて重度の糖尿病で余命宣告されて心がすさみ
娘にDVをするようになってしまいます。
このDVっぷりがひどく、強烈なために、いくら優しいお父さんだったと言われても、イヤイヤ…優しいお父さん、そんなことしないって!となってしまうのです。
だって、妻を早くに亡くして男手ひとつで育ててきたなら、余命宣告されたら自分亡き後の娘を心配してDVなんてしてる場合じゃないでしょうに…。
おまけにエースが水面に父親に助かってほしいか聞くのも酷な話で、それもイヤでしたね。
なんだか、人間の描き方が浅いというか、「6秒間の軌跡」を見た後だからかわかりませんが、ゲーム感覚みたいで抵抗を感じました。
今回の評価は…6