妻のうた(若月佑美)の妊娠を受け入れられず、父親になる自信のなかった春(千葉雄大)でしたが…
テレビ朝日 火曜21時
「星降る夜に」第5話
主演…吉高由里子
脚本…大石静
演出…深川栄洋
一星(北村匠海)が両親を亡くして失意のときに千明(水野美紀)が遺品整理に来て、その仕事ぶりに感銘を受けて、遺品整理士になったように、
会社をやめ引きこもりになっていた春は、隣家の遺品整理に来た一星を見て自分も遺品整理をやることにしたのでした。
心を閉ざしていた春は一星から手話を教えてもらいながら下ネタ話とかして、冗談を言い合い、心を開き立ち直ることができたのです。
そんなリスペクトしている一星に、春はひどい言葉をぶつけてしまいました。
それを詫びて、一星に背中を押され、うたともちゃんと話をして、父親になることを告げました。
前回から今回にかけて、この役をわざわざ千葉雄大が演じている意味があり、春の人物像が明確になりました。
一方、鈴(吉高由里子)の方は深刻になる一方で、鈴が大学病院にいた時に出産時に亡くなった女性の夫らしき男(声から察するに佐々木蔵之介？)が、
鈴に恨みをいだき続けていて、SNSに人殺しとつぶやき、そのために看護師たちは動揺し、病院にかかりつけの妊婦さんたちからも問い合わせやキャンセルの電話が相次ぎます。
たかだか無名の1人のつぶやき程度で大騒ぎになりすぎな違和感はありましたが、
一星と佐々木(ディーン・フジオカ)とそれぞれ会っている写真をあげて二股とか、芸能人ではあるまいし、それで騒ぎになったり、家の前が人だかりになったり、張り紙されたり、石を投げ込まれたり、随分ひどすぎだなとは思いました。
そのピンチに佐々木が駆けつけ、後から着いた一星が自分は耳が聞こえないから救いを求めないのか？と手話でなじるシーンは、
あまりハンデをネガティブにとらえてない一星にしては珍しく、ハッとさせられました。
やはり、そんなネガティブな感情を抑えているんだなとうかがえたからです。
北村匠海の手話に迫力がありました。
今回の評価は…7