ずっと引っぱり続けてきた初音(門脇麦)がコンマスを放棄してコンサート中にステージを後にしたトラウマから来る、その時に弾くはずだったチャイコフスキーのコンチェルトが弾けなくなった問題。
やっと今回、いろんな人の後押しにより
かつてのように弾くことができました。
しかも、コンサートではなく三島(永山絢斗)と一緒に出演した生放送中にソロ演奏というのがミソでした。
日本テレビ 水曜22時
「リバーサルオーケストラ」第7話
主演…門脇麦
脚本…清水友佳子
演出…鈴木勇馬
初音はまだ正式団員=プロではなくて、あくまで市の職員で出向している身なんですね。
小野田(岡部たかし)は正式団員にならないかと誘いますが、初音はためらいます。
それはかつてコンサートを放棄した後に、三島に二度とプロを名乗るな!と厳しく叱責されたのが今も残っているからでした。
三島に誘われ、全国ネットの生放送に出ることになった初音ですが、そんな初音にコンマスとして覚悟をもってもらいたい朝陽(田中圭)は、高階(原日出子)からのディナーの誘いに初音も連れて行きます。
そこで幼なじみの天才少女、初音に劣等感をいだき続けてきた三島は、あんなヌルい楽団でチヤホヤされて!と罵倒します。
そのせいで心がささくれた初音は、チャイコンがうまく弾けず、練習が中止になったら楽団員たちと衝突し、練習に来なくなってしまいます。
年長者の穂刈(平田満)が動いて、朝陽も巻き込み、初音が1人でも練習できるように、他の全員が朝陽の指揮でチャイコンを演奏する動画を撮影し初音に送ります。
これはなかなか感動的でしたね。
みんながコンマスに復活してもらいたい願いが詰まってました。
生放送中に、三島は自分が演奏したあとに登場した初音にチャイコンを弾くようにむちゃぶりをします。
たじろぎはしましたが、初音はみんなの動画を心に浮かべながら見事にソロ演奏しました。
感動的でしたね。
あんなにイヤな感じだった三島も、急に殊勝になり、初音に復活してほしかったんだ~とか言ってましたね。
三島の複雑な感情を永山絢斗がデリケートに演じてましたね。
ヘタな役者が、演じたらただのイヤなヤツになってしまうところです。
「運命」の練習でオーボエ首席をはずされてしまった穂刈が事故にあってしまいました。
次回は穂刈をフィーチャーする回になりそうです。
今回の評価は…8