過去を引きずる息子と振り返らない母親…「6秒間の軌跡」第9話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回はひかり(本田翼)にはいいように煽られ、出会い直した母親の理代子(原田美枝子)には翻弄される星太郎(高橋一生)が、何とも子どものようにいじらしく見えてきました。




テレビ朝日 土曜23時30分

「6秒間の軌跡~花火師望月星太郎の憂鬱~」第9話


主演…高橋一生

脚本…橋部敦子

演出…藤田明二




航(橋爪功)と離婚し再婚したのに、航と元妻の理代子は愛人関係にあったと知り、怒った星太郎は理代子の今の夫にぶちまけるという復讐計画を立てますが、

いざとなると準備があるからと渋り始めます。




復讐とか言ってその程度か…と星太郎を挑発し、煽るひかりが良かったですね。




どう言おうとか何を着ていこうとか、いちいち悩み、迷う星太郎に、迷うのは大して差がないからとバッサリと言うあたりは男前で、この役の本田翼は過去イチではと思えてきました。




ひかりに煽られて、理代子の夫の個展の会場に出向いたら、偶然そこに理代子が。




30年ぶりでも星太郎とわかり、抱きつく理代子。びっくりして逃げるように立ち去りますが、帰るとひかりにいきなり抱きつきやがってと言いながらも、よく分かったなと満更でもない星太郎。





航の幽霊とひかりがありゃ復讐なんてできないね、と共感し合います。

航の妄想の方はひかりには見えず、すぐ消えてしまいましたね。

いかがわしいニセモノ感たっぷりでした(笑)




復讐はどこへやら、星太郎は理代子と会うのが楽しみのようにもなっていて、




理代子の喫茶店に行けば、結局カウンターに座り、オムライスをご馳走になるし、牙を抜かれる感じです。




演じているのがまた原田美枝子なので、超然とした感じなんですよね。




星太郎が会わなかった30年、俺が何をしていたのか?とか聞かないのか…と星太郎が突っかかっても、




30年間を言葉で説明してもわかり合えた気になれるだけ。

星太郎とは今から始まる話がしたい。

せっかく出会い直したんだもん。





「出会い直し」ってスゴい言葉だと思いましたね。




星太郎はしっかりアドレス交換したし、密かに星太郎の写真を理代子に送っていた航に代わり、自撮りして送ることにしたようです。




星太郎、チョロい!(笑)

今回の評価は…8