冬ドラマ満足度ランキング、上位5作品をご紹介します。
まずは…5位
山崎育三郎主演
「リエゾン~こどものこころ診療所~」
→7.75
8.8.8.7.8.8.7.8
見る前の予想を超えたという意味では最大とも言える作品でした。
知ってるようで実はよく知らなかった発達障害について詳しく知ることができ、実際にお子さんが発達障害である方々からもコメントをいただきましたし、このドラマが意義のあるドラマだと初回から強く感じました。
難を言えば、松本穂香演じる研修医のキャラが濃すぎるのが、いささか違和感がありましたが、それが気にならなくなるほど、各話のエピソードが切実で引き込まれるものでした。
ストレスフルな現代では、心の病や障害について描くドラマはもっとあってもよいと思います。
4位
高橋一生主演
「6秒間の軌跡~花火師望月星太郎の憂鬱~」
→7.80
8.8.8.8.8.8.6.8.8.8
毎回ほとんど主人公と父親、同居女性の3人の会話のみという異色のドラマでしたが、
橋部敦子の脚本がしっかり書かれていたのと、舞台共演で意気投合しドラマ共演を熱望した高橋一生、橋爪功コンビの息の合った掛け合いが絶妙だったのとがあわさって秀作になりました。
本田翼も2人に食らいついて、これまでにない新境地のビターな演技を見せてくれました。
3位
草なぎ剛主演
「罠の戦争」
→7.81
8.8.8.7.8.8.8.7.8.8.8
息子を酷い目にあわせた犯人やそれを隠蔽した者たちを許せず戦うという復讐劇にとどまらず、
秘書から議員になり権力者の側に回って自分を見失ってしまい、また自分を取り戻すというひねりがきいた作品でした。
いささか強引な展開もありましたが、草なぎ剛はじめ、脇を固める演技派たちのメリハリのきいた演技により、楽しむことができました。
2位
安藤サクラ主演
「ブラッシュアップライフ」
→7.90
8.8.8.7.8.8.8.8.8.8
いや~文句なしに面白かったですね。
こちらが1位でも良かったくらいですが、惜しくも2位です。
何しろバカリズムの脚本が素晴らしかったですね。
実に緻密に伏線をはり、全体が構築されていました。
遊び場が随所にあふれていてニヤニヤさせられる小ネタが目白押しでした。
そんな脚本にキャストたちも十分にこたえて、皆いきいきと演じてましたね。
安藤サクラには映画ばかりでなく、もっと連ドラに出てほしいです。
そして、1位…
つまり冬ドラマアカデミー賞最優秀作品賞は…
堀田真由、仲里依紗、冨永愛主演
「大奥」
→8.10
8.8.8.9.8.8.8.8.8.8
冬クール、唯一9点をつけたドラマです。(ちなみに春日局が死ぬ回です)
どの将軍のエピソードも見ごたえありましたね。
それぞれ1クールはやれるのをギュッと凝縮した森下佳子の脚色は見事でした。
最優秀主演女優賞を獲得した3人も良かったですし、脇を固めたメンバーも適材適所の好助演でミスキャストがありませんでした。
秋の続編が楽しみでなりません。
誰が将軍を演じるんでしょうか。
冬ドラマは
「大奥」が作品賞、主演女優賞、演出賞
「ブラッシュアップライフ」が脚本賞、助演女優賞
「100万回言えばよかった」が助演男優賞
「罠の戦争」が主演男優賞
と、割れました。
どれも見ごたえある作品だったと思います。