パクリかパロディか…「それってパクリじゃないですか?」第2話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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このドラマは、知的財産というちょっと取っつきにくいものをテーマにしているので、それをいかに分かりやすく、かつエンタメとして見せられるかが課題です。




今回は、その課題が早くもある程度クリアになり、軸が定まったように思います。




日本テレビ 水曜22時

「それってパクリじゃないですか?」第2話


主演…芳根京子

脚本…丑尾健太郎

演出…中島悟





今回は、月夜野ドリンクの看板商品である「緑のお茶屋さん」と名前も似ていて、パッケージもそっくりの「緑のおチアイさん」というチョコレートが売られていることがわかり、




これはパクリだから注意して来いと亜季(芳根京子)が遣わされます。




たまたま出会ったのがその製菓会社の落合社長(でんでん)で、悪気はなく地元のお客さんたちを喜ばせようとマネをしたパロディにすぎないとわかります。





パクリかパロディかって境い目が確かに難しいですね。

オリジナルに対しての愛があるかないかというセリフがありましたが、そうとも言い切れない気もしますし…。





緑のお茶屋さんに思い入れのある増田社長(赤井英和)は訴えて裁判すると息巻いており、亜季は落合一家に情が移っている分、困ってしまいます。





今回良かったのは知的財産部に配属されながら、争うべき相手にも情が移ってしまうような亜季と、あくまでドライで理論的な北脇(重岡大毅)との対比がより鮮やかになったことでした。




重岡大毅は笑顔を封印してクールに徹しています。役によって笑顔の多い人情家(#家族募集します)になったり、生きる気力を失ったダメ男(雪女と蟹を食う)になったり、器用な人ですね。





結局、大手の月夜野ドリンクが小さな会社を訴えたら、世間体が悪いからと訴訟ごとにするのはやめ、




緑のお茶屋さんのお菓子バージョンを落合製菓に作ってもらうという業務提携という形に落ち着かせました。




北脇の知恵者ぶりが際立ちましたし、ほんわかした結末は、なじみやすいものでした。




今後もこんな感じでお願いしたいです。

今回の評価は…8