この役をやると聞いて小芝風花はどう思ったんですかね?
私がこれやるの?ってさぞ驚いたでしょうね。
しかし、いざやるとなったら金髪にし、厚化粧にし、やさぐれ感を出す役作りに努めたようです。
「トクサツガガガ」のイメージが強くて、それをなかなか払拭できなかった小芝風花がポテンシャルの高さをようやく示せる新境地の役になりそうです。
テレビ朝日 金曜23時15分
「波よ聞いてくれ」第1話
主演…小芝風花
脚本…古家和尚
演出…住田崇
しかし、ドラマの内容自体は好き嫌いが分かれそうです。
何せ主人公のキャラがかなり強めですからね。
彼氏と別れた腹いせを、ギャンギャンまくしたてるそのさまを、面白いと感じるか、毛嫌いするかで、このドラマの評価はだいぶ違うでしょう。
長ゼリフを速射砲のようにポンポン畳みかける、そのキレっキレぷりを、私めはこりゃスゴいなと素直に感心しました。
めちゃくちゃな話なんですけどね。
それをラジオのディレクター(北村一輝)が無断で録音し、番組で流してしまうんですから。
そんなことあるわけない!とシラケてしまったら、このドラマはそれ以上は見ていられません。
グイグイと展開する流れに身をゆだねるのが正解です。
初回を見そびれた方は配信でお試しください。波に乗れるか乗れないか。
ニヤニヤしながらムチャぶりする北村一輝もハマり役です。
バイト先の店長がバイきんぐの西村だとしばらく気づきませんでした。
イケメン好き店長と悪態つくヒロインと、おっとりした同僚の中原(片寄涼太)のバランスもいいですね。
原作漫画がさぞ面白いんでしょう。
春ドラマの中では異彩を放つ1本です。
今回の評価は…8