無名の頃をリアルに再現…「だが、情熱はある。」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今やテレビで人気芸人として活躍しているほとんどは最初から売れていたわけではなく、いろんな苦労を味わっているわけです。




若林正恭(高橋海人)も山里亮太(森本慎太郎)も当然そうで、今回はお笑い芸人としてやっていけるかどうか不確かだった頃の話でした。




日本テレビ 日曜22時30分

「だが、情熱はある。」第3話


主演…高橋海人、森本慎太郎

脚本…今井太郎

演出…狩山俊輔




これまで通り、2人がどうだったかを交錯させながら見せていく構成で、かなりそれが細かく行ったり来たりするので、それが見ていてしんどいと感じる方もいるのではと思います。





私めはテンポの良さを出していてうまい手法だなと思っています。





…で、まず山里亮太の方ですが、吉本の養成所、NSCで相方を探すものの、関東人の山里はそれだけで毛嫌いされ、なかなか相方が見つかりません。




ようやく見つかった宮崎(九条ジョー)と侍パンチというコンビを組み、山里は宮崎にスパルタ指導を始めます。




「なんでやねん」を何度も言わせたり、かなり執拗な、いかにも山里亮太っぽいスパルタぶりで、それは同期で既に人気コンビとなっているヘッドリミット(キングコングがモデル)への嫉妬もあり、





山里亮太ってこうだったんだろうなというのを森本慎太郎が、なりきり演技で見せてくれました。





耐えられるわけもなく、宮崎はコンビ解消を求め、また相方を探して、今度はオシャレでスタイルの良い和男(清水尋也)と組み「足軽エンペラー」というコンビに。




売れずに悶々とするジレンマや焦りが痛いほど伝わりました。

卒業公演を見に来た父親(三宅弘城)が会社のパンフを持ってきて就職を促すのは、普通にサラッと言われただけに痛烈でしたね。




一方、若林正恭は友人春日俊彰(戸塚純貴)を丸め込んで事務所に入ったものの、仕事はクレープ屋の脇で、たった2人の客相手に漫才をするくらいしか仕事は無し。




有り余る時間を春日と牛丼食べたり、プールで泳いだり、キャッチボールしたり…。




泰然自若とつきあってくれてる春日が何とも良いですね。




仕事を転々とする父親(光石研)を軽蔑し、そうはなりたくないと大見得をきったのに、大した仕事もなく、芸人としてやっていけるのかもわからない日々。




回を重ねて山里役の森本慎太郎もそうですが、若林役の高橋海人も春日役の戸塚純貴もどんどん本人の口調になってきてますね。




部屋を借りようと不動産屋に行き相手にされないシーンはおかしくも切なかったですね。




今回の評価は…8