連絡先を交換せず別れた3人…「日曜の夜ぐらいは」第1 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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冬ドラマの「ブラッシュアップライフ」もそうでしたが、ヒロインはじめ、それを取り巻く人たちを、ずっと見ていられるな~って気持ちにさせるのって、連ドラにとってとても大事なことですよね。




このドラマの3人組も、それぞれ事情を抱えていますが、初回からもう応援したい気持ちになりました。





テレビ朝日 日曜22時

「日曜の夜ぐらいは」第1話


主演…清野菜名

脚本…岡田惠和

演出…新城毅彦




まずヒロインのサチ(清野菜名)は車イスの母親、邦子(和久井映見)と2人暮らしでファミレスの厨房勤務。




邦子は何かにつけ「ありがとうね」「ごめんね」を繰り返し、それが甲斐甲斐しく世話するミチの心を逆に澱ませる。




翔子(岸井ゆきの)は元ヤンキーで今はタクシー運転手。家族には縁を切られ今は1人暮らし。夜勤明けの缶チューハイとラジオが楽しみ。




若葉(生見愛瑠)はかつては裕福な暮らしをしていたが今は田舎で祖母、富士子(宮本信子)と2人暮らし。祖母が働くちくわぶ工場で一緒に働いている。




そんな3人は人気ラジオ番組でリスナー参加のツアーで同じグループになり出会うことに。




翔子や若葉はリスナーでしたが、ミチは邦子がリスナーで応募し、代わりに行かされたので、当初は気乗りしないものの、




同世代の邦子や若葉と意気投合し、日頃の憂さも忘れてツアーを楽しみます。




オリジナル脚本ですが、世の中にはこんな女性もいるんだろうなと思わせる絶妙な人物設定で、彼女たちが交わす会話もリアルなものでした。




会話劇を得意とするベテランの岡田惠和ならではで、ひきこまれました。





日常から離れて楽しんでるんだから、ありがちな身の上話とかはやめようとか、

今回のこの楽しい思い出をそのまま大切にしときたいから連絡先の交換はやめようとか、




ハッとさせられるセリフが散りばめられていて、煮詰まったらコンビニで一番高いアイスを買うというミチの話に影響され、他の2人もそうしてるのとかほっこりもしました。




また出会うことになるんでしょうが、どんな関わりを持っていくんでしょうね。




3人それぞれ適役で自然体なのがまた良いですね。





今回の評価は…8