めるること生見愛瑠が今回の犯人役。現在放送中の「日曜の夜ぐらいは」にもレギュラー出演していますが、なかなかの演技力なんですよね。
私めが感心したのは「恋です!」のハチ子役で、それがドラマ出演2作めだったのに、幼なじみへの片思いをしっかりと演じていて女優としてもやっていけるなと思いました。
その後、「石子と羽男」でも演技派ぞろいの中でも、ちゃんと存在感を示し、そして「日曜の夜ぐらいは」につながりました。
フジテレビ 月曜21時
「風間公親 教場0」第4話
主演…木村拓哉
脚本…君塚良一
演出…中江功
…で、今回、生見愛瑠が演じた千寿留は大学の課外授業で知り合った工芸家、浦真(淵上泰史)の子を妊娠してしまいます。
別の女性と結婚を控えている浦真は認知せず中絶するように言っていましたが、千寿留は産む気で、するとクズな浦真は子どものできない体の婚約者に産んだ子を渡してくれと身勝手な要求をしてきます。
驚き、怒り、殺意がめばえるプロセスを細やかな表情の変化で見せた生見愛瑠の演技に拍手でした。
風間(木村拓哉)と隼田(新垣結衣)に怪しまれ、隼田と女性同士で向き合い追い詰められていくあたりも、新垣結衣に一歩もひけをとらない演技でした。
しかし、せっかく良い演技なのに、殺害現場で産気づいて、その場で出産というのは何ともムチャな話でしたね。
…んなことできるか~い!と突っ込まずにはいられないことだらけ。
ガッカリでした。
今回は隼田が夫が娘に虐待しているのを見て見ぬふりをしてしまった過去も明かされました。
仕事に疲れ、娘の泣き声に耳をふさいでしまったことを告白する際の新垣結衣の演技には凄みを感じました。
いつか新垣結衣が人を殺す役も見てみたいなと思ったほどです。
明るい笑顔の裏に陰鬱なところがある感じをこの人は演じられるんですよね。
隼田と娘は今後どうなるのか気がかりなまま終わってしまいましたが、どうなるんでしょう。娘の心の傷はなかなか癒やされないと思いますがね。
次回からは最後にやるのかと思っていた遠野(北村匠海)のエピソードのようです。
今回の評価は…7