今回、終わってみれば、大物俳優の羽鳥(石黒賢)は奥さん(映見くらら)も女優さんだし、今共演している若手女優(山下リオ)ともプロデューサー(福田麻貴)とも不倫している…って、
身近な女性に手を出す明らかに女グセのワルいヤツですよね。
しかもみんなタイプが違う節操ない女好き。
今に始まったことじゃない業界内じゃ有名な人なんじゃないですかね。
演じている刑事がマイホーム主義って役でイメージがあるから、不倫がバレたら致命的なダメージで、だったら正当防衛の殺人の方がまだマシって。
そんなことないと思うけどな~でした。
TBS 日曜21時
「ラストマン 全盲の捜査官」第3話
主演…福山雅治
脚本…黒岩勉
演出…平野俊一
これまで2話ほどではないにせよ、いろいろ気になるところはありましたね。
部屋の設定温度上げたら、下げとけよ…とか、
夜中の1時に、公園で音声を流すようにしても、そんなに都合よく聞いてくれる人なんているかわからないのに…とか、
ま~、でもそんなアラ探しばかりするのは私めの本意ではありません。
主人公の皆実(福山雅治)は回を重ねて、キャラクターが定まってきて面白みが出てきましたね。
1つは人たらしのところ。前回は敵対視してきた鑑識のヤジさんをキャバクラに連れていき、やけに仲良くなっているのとか笑いましたね。
もう1つは皆実が怪しい動きをし始めたら、何かを探っているんだなと、後の種明かしが楽しみになるところ。
盲人ゆえの鋭敏さを発揮するさまが、やはり見どころですね。
あと、古畑任三郎もそうでしたが、意外にミーハーなところも人間味がありますね。
今回も好きで見ているドラマの主演俳優の羽鳥に会えるのにはしゃいでいるのがチャーミングではありました。
今回は昨今の不倫を重罪みたいに扱い、社会的に断罪するのはいかがなものかという作り手のメッセージがあったようでもありましたが、
私めが今回、一番気にいったのは、周りから同情される羽鳥の妻が、実は不倫に気づいていて被害者をたきつけ脅しをかけさせていた…という皮肉なもうひとひねり。
それを同じ女性の佐久良(吉田羊)が暴いたのが良かったですし、夫婦の間のことで私に罪は無いでしょう?と開き直る凄みが怖かったです。
今回の評価は…7