連絡先は交換せず、楽しかったツアーから帰り、また日常に戻った3人。
初回より更に彼女たちが背負うものがそれぞれ明らかになり、日常の辛さが浮かび上がりました。
テレビ朝日 日曜22時
「日曜の夜ぐらいは」第2話
主演…清野菜名
脚本…岡田惠和
演出…新城毅彦
サチ(清野菜名)は車椅子の母親、邦子(和久井映見)を介護しながらファミレスで働いているのですが、
そこにツアーで世話役をしていた市川(岡山天音)がたまたま現れましたが、頑なな感じで親しげにするのを拒みます。
ファミレスのシフトを決めている社員の田所(橋本じゅん)は言い寄ってくるし、邦子が車椅子になったのは自分が忘れ物をしてそれを届けようとして階段を転落したからで、それに自責の念があることも明らかになります。
離婚している父親(尾美としのり)は他人事のように話を聞き、頼りにならない感じでしたね。
閉塞的な状況の中で、なんだか、この母子の関係って険悪ではないのに、だからこそかえって内にためこんでいる思いがツラいですね。
清野菜名と和久井映見がリアルにそのへんを演じています。
タクシー運転手をしている翔子(岸井ゆきの)はたまたま兄の敬一郎(時任勇気)を乗せますが、翔子を忌み嫌っていて、母親は息子しかいないって言ってると伝えて、そそくさ降りてしまいます。
翔子はヤンキーだったようですが、何をしてしまい縁を切られたんですかね。
男がらみのことなんでしょうか?
気になります。
祖母(宮本信子)と暮らし、ちくわぶ工場で働く若葉(生見愛瑠)は、母親が何か悪いことをしたのか、地元の人には嫌われているようです。
男にだらしない母親だったんですかね。
あの女の娘だという目で見られているようです。
田舎ってそういうイヤなところありますからね。
闊達な祖母はかばってくれていますが…。
そんな翔子と若葉はまたツアーに参加します。
来ないと思っていたサチも現れました。
この前のツアーの時に3人で買った宝くじが当たったので約束通り、分けようと言いにきたのです。
1人1000万ずつです。
そんな大金を手にして3人はどんな使い方をするんでしょう。
予想外の展開になりました。
やはり岡田惠和の脚本はハッとするセリフがありますね。
今回の若葉の宝くじをすぐ見ないというセリフは、ウチの妻もそういうタイプなのでニヤっとしてしまいました。
今回の評価は…8