努力を重ねれば必ずちゃんと見てくれている人がいると、よく言われますが、
このドラマを見ているとホントにそうなんだなと思えてきます。
日本テレビ 日曜22時30分
「だが、情熱はある」第8話
主演…高橋海人、森本慎太郎
脚本…今井太郎
演出…長沼誠
M-1で準優勝となり知名度がグッと高まった南海キャンディーズ。
しかし、売れれば売れるで悩ましいもので、
忙しくてネタを作れなくなってくるし、しずちゃん(富田望生)の方ばかり人気で、山里(森本慎太郎)は自分がネタを考えてるのに!と妬ましくなっていきます。
例によって山里はしずちゃんに不満たらたら文句をつけ始めるのですが、以前と違って今は高山(坂井真紀)というマネージャーがついているので、
2人の間に割って入り、山里をたしなめたり、しずちゃんにフォローを入れたりしてくれるので何とか持ちこたえていました。
そんな中、しずちゃんに映画「フラガール」のオファーが来て、山里は断ってくれと強硬に拒みますが、高山はしずちゃんにとって良い仕事だからと、ひるまずに話をすすめます。
クサる山里ですが、長年そんなネガティブな山里を見守り続けてきたプロデューサーの島(薬師丸ひろ子)は、こう言ってくれます。
「今感じてる不平不満が将来の糧になるから。表に出せない惨めな感情が輝くのよ」
そう言われてもまだ、山里はその意味に気づかないんですけどね。
でも、真価を見抜いてくれる人がいてくれるってありがたいことですよね。
コンビ名をオードリーに変えたものの、まだくすぶっている若林(高橋海人)にも同じことが起きていて、
深夜の短いラジオ枠のオーディションで若林は惨めな自虐ネタを披露し、それが評価され出演権を得ます。
そのときのおじいちゃん審査員がこんなことを言うんです。
「君ね、その話面白いよ。人がね、本気で悔しかったり惨めだったりする話は面白いんだよ」
これも若林の進むべき道を示唆した卓見なんですが、どこまで若林は理解したんですかね。
春日(戸塚純貴)の住むむつみ荘でトークライブをして、そんな中で若林は自分と春日の会話のズレをネタにすることを思いつきます。
遂に次回はオードリーが脚光を浴びそうです。
今回も若林のおばあちゃん(白石加代子)は可愛らしく、かつ含蓄のあることを言ってくれてましたね。
素敵なおばあちゃんです。
今回の評価は…8