続いては春ドラマアカデミー賞、最優秀主演男優賞です。
こちらもノミネートは4作品です。
木村拓哉
「風間公親 教場0」
正月スペシャル版2本と同様に、若い実力派たちとの共演で、自分は抑えめにして相手を立てるという姿勢は変わらずでした。
ただ、抑えていても余りあるキムタクオーラのスゴさはやはり健在でしたね。
脚本がイマイチだったために、新垣結衣や北村匠海、赤楚衛二、染谷将太とせっかくの競演なのに、見ごたえある演技バトルにはなれなかったのは残念です。
山田裕貴
「ペンディングトレイン~8時23分、明日君と~」
ひねくれ者ながら、弟思いで実はナイーブでいいヤツという直哉はハマりの役でしたね。
今が旬の人らしいキラキラした感じが、群像劇の中でも埋もれず確固たる存在感を示しました。
福山雅治
「ラストマン~全盲の捜査官~」
盲人という難役でしたが、福山雅治らしく、ハンディキャップがある人らしからぬポジティブさで見せたのは、第一に良かったと思います。
逆に盲人ならではの長けた能力で事件を解決していくさまは見ていて痛快でした。
高橋海人、森本慎太郎
「だが、情熱はある」
当初はこの2人が若林正恭と山里亮太を演じるって、かなり無理があるのでは?と懸念しました。
特に高橋海人は顔立ちが若林正恭本人とはかなり違う濃い顔でしたからね。
しかし、フタをあけたら、ま~よくぞここまでという再現度で本人に寄せた話し方、表情で、努力のほどがうかがえ、気にならずに見られるようになりました。
以上4人の中から最優秀主演男優賞に選んだのは…
高橋海人、森本慎太郎
「だが、情熱はある」
いや~~よく頑張りましたよ。
漫才の再現とか、ホントに感動的でした。
高橋海人も森本慎太郎も器用そうには見えないタイプなのに、よく自分を殺してなりきることに徹したなと、そこは敬意を表したいほどです。
2人にとっても良い経験になったと思います。