春ドラマ満足度ランキング、ここからはTOP5.。満足度の高かった作品です。
5位
小芝風花主演
「波よ聞いてくれ」…7.63
8.7.8.8.7.8.7.8
全8話では物足りなかったですね。もっと見たかったし、続編も希望します。
ヒロインは破天荒なやさぐれキャラで、歯に衣着せずに速射砲のようにまくしたてる姿は、これまでの連ドラに無いユニークキャラで、実に魅力的でした。
ヒロイン以外も先輩パーソナリティや、編成部長、ミナレの母親など女傑が次々に登場し、女性のタフさが際だったドラマでもありました。
4位
高橋海人、森本慎太郎主演
「だが、情熱はある」…7.67
6.8.8.8.8.8.7.8.8.7.8.8
オードリーの若林正恭と南海キャンディーズの山里亮太の芸人をめざすところから、無名でくすぶっている時代、売れたはいいが相方ばかり人気になる時代など
その変遷を並行して描いていくユニークな青春ドラマでした。
懸念していたなぜこの2人が?も、かなりの努力でうまく寄せたために、違和感なく見ることができました。
2人を取り巻く助演陣も良いキャスティングで、支えられ、励まされ、癒やされて成長していくさまが、回を追うごとに見ごたえあるものになっていきました。
3位
奈緒主演
「あなたがしてくれなくても」…7.73
8.8.8.7.8.8.8.8.8.8.6
これまで正面きってテーマにされたことのないセックスレスという夫婦間のデリケートな問題を掘り下げた意欲的な作品でした。
拒まれてる側を被害者として一方的に描くのではなく、拒んできた側の変化も丁寧に描き、皮肉にも拒まれていた側が拒むという展開になったのが興味深かったです。
原作漫画はまだ連載中で、ドラマオリジナルの結末となったわけですが、あまり納得いく結末ではなく残念な終わり方でした。
2位と1位は全く同ポイントでした。
なので、春ドラマアカデミー賞の最優秀作品賞は2本となります。
まず1本めは…
横山裕主演
「帰ってきたぞよ!コタローは1人暮らし」…8.00
8.7.8.8.8.8.8.9.8
毎度、私めが重要視しているように、やはり優れた作品は脚本がしっかりしているんですね。
このドラマは前作も、続編である今作も
衛藤凛が全話書いており、おそらく原作の世界観を忠実に守りながらも、実写化ゆえの人間味の豊かさをうまく足しているように思います。
春ドラマで唯一9点をつけた第8話は、コタローが母親が既に死んでいることを受け入れ、素直に悲しみ号泣する回で、これは泣きました。
前作から引き続き見てきたからこそ、余計に涙を誘いました。
最優秀作品賞、もう1本は…
清野菜名主演
「日曜の夜ぐらいは…」…8.00
8.8.8.8.8.8.8.8.8.8
綺麗に8が並びましたね。
ご覧の通りにどか~んと9点をつける回は無かったものの、高め安定を維持し続けました。
やはり、岡田惠和の脚本が素晴らしかったですね。
心にとどめておきたい名言がセリフで数多くあり、やはり違うな~と今さらながら感心しました。
日曜の夜ぐらいは、明日からも前向きになれるドラマがあってもいいじゃないかというメッセージを感じました。
ファンタジックとさえ言える展開でしたが、それで良いなと、何も悪いこと起こらないでと願わずにはいられない、稀有な作品でしたね。