チャレンジングな恋愛ドラマ…「初恋、ざらり」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めは度々書いていますが、チャレンジングな作品は応援したくなります。

このドラマはおそらく夏ドラマでは最もテーマ的にチャレンジングな作品ではないかと思います。




好みは分かれるとは思いますが、夏ドラマの掘り出しモノの有力候補では?と思ってます。




テレビ東京 金曜24時12分

「初恋、ざらり」第1話


主演…小野花梨、風間俊介

脚本…坪田文

演出…池田千尋





なぜチャレンジングかというと、それはヒロインの設定にあります。

小野花梨演じる有紗は軽度の知的障がいと自閉症を抱え、劣等感にさいなまれながら暮らしています。




更に障がいを抱える人を綺麗ごとで描くのではなく、男に身体を求められたら、こんな私でもいいならって感じで簡単に応じてしまうという更に踏み込んだ設定になってるんです。




そんな有紗がバイト先の運送会社で、岡村(風間俊介)という心優しき男性と知り合い初恋となるという話で、




先々にいろんな壁が立ちはだかりそうなことは容易に想像がつきます。





私めがこのドラマに惹かれたのは、期待度ランキングの記事でも書きましたが、

安藤サクラや志田未来、伊藤沙莉クラスの演技派ではと思っている小野花梨が主演で、




演技力では既に折り紙付きの風間俊介との共演というコンビネーションに期待したからです。




小野花梨と言えば最近では草なぎ剛の「罠の戦争」での女性秘書ですが、何と言っても強烈な印象が残っているのは「鈴木先生」であからさまに性体験を告白する生徒役でした。




期待にそぐわず、この難役を自然に淡々と演じています。

コンパニオンのバイトで客に別室でSEXされてしまう衝撃的なシーンでの表情も何ともいえないものがありましたね。





既に慣れっこでマヒしている感じ、受け入れてしまっている感じが、やけに生々しくリアルでした。





対する風間俊介ですが、これで「silent」「大奥」「勝利の法廷式」、そしてこれと4クール連続の連ドラ出演です。

今使いたくなる人なんでしょうね。

どんな役も器用にかつ自然に演じられる人ですから。




危うい2人のなりゆきを見守りたいと思います。

今回の評価は…8