調子に乗って何が悪い…「最高の教師」第5話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めは自分の会社の採用で内定した学生たちによくこんなことを言います。





君たちはみんな一緒で優劣なんかない、目立たないようにしていた方が良いという教育を受けてきた。





しかし、社会に出たらそうはいかない。

優劣はつくし、目立つ人は引き上げられる。

これからは他とは違う自分の個性をアピールしていかなければダメだよ、と教えています。





なので、今回のエピソードはとても興味深く、我が意を得たりの内容でした。





日本テレビ 土曜22時

「最高の教師~1年後、私は生徒に■された~」第5話


主演…松岡茉優

脚本…ツバキマサタカ

演出…二宮崇




今回フィーチャーされたのは、プロのミュージシャンで、見た目も雰囲気も他の生徒と違い浮いた存在の瑞奈(詩羽)と、そんな瑞奈に厳しく接するダンス部の生田(莉子)でした。





文化祭の体育館でのライブイベントをD組が仕切ることになり、その責任者に九条(松岡茉優)はあえてクラスで浮いている瑞奈を指名します。




プロミュージシャンをやってる瑞奈ならいろいろ詳しいだろうから…という理由でしたが、



そもそも瑞奈は売れっ子なのでそんなヒマあるのか?と、そこは引っかかりました。




いきなり指名されて、瑞奈はなんで私が…みたいになります。




そんな瑞奈を説得したのは九条に呼ばれた早乙女(森田望智)で、自分が高校中退して経験できなかった悔いを話し、最後の青春の思い出を作った方がよいと勧めます。




早乙女は瑞奈のファンでよく知っているのに、まるで普通の生徒に話すように言ってくれたことに、瑞奈の心も動かされました。





かつてのクセの強い役を演じていたことがウソのように森田望智が温和な表情で、説得力のある演技を見せました。





で、瑞奈がその気になって準備が始まったのですが、それを快く思わない相楽(加藤清史郎)が浜岡(青木柚)に頼んで、喫茶店の準備をしていた教室を夜に忍び込ませぐちゃぐちゃにさせました。





瑞奈を快く思わない輩の仕業と勘違いした生田は、瑞奈が調子に乗ってるからと責めます。




しかし、そこは九条が割って入り、調子に乗って何が悪いのか、みんなが普通でなきゃいけないというのはおかしいと熱弁します。




今回の圧巻はラストの予定に無かった瑞奈の歌唱シーンで、そこで歌う椎名林檎の「17」の歌詞にまるで合わせたような今回の内容で、




ミュージシャンである詩羽の歌声が素晴らしかったです。

演技経験のほとんどない人ですが、演技

も違和感ないほどにはできていて感心しました。





かつて、中島美嘉の歌声と演技に目をみはった時を思い出しました。





瑞奈のメッセージはどこまで生徒たちに伝わりましたかね。

今回の評価は…8