2023年夏ドラマアカデミー賞…最優秀主演女優賞 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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夏ドラマアカデミー賞、続いては最優秀主演女優賞です。





女優主演作品は5本でしたので、ノミネートではなく全員、寸評していきます。





「シッコウ!!~犬と私と執行官~」

伊藤沙莉




主人公の設定が犬ぎらいの執行官をアシストするため巻き込まれる女性というひねったものだったので、




序盤は存在感強めの執行官役の織田裕二に食われ気味でしたが、流石は伊藤沙莉!歯を食いしばって食らいつきヒロインの成長とともに存在感を増していきました。




吉野が執行官になった続編をぜひ見たいものです。





「18/40~2人なら夢も恋も~」

深田恭子、福原遥




世代の違う2人が絆を深める話でしたが、話を広げすぎて、肝心の2人の絆の描写が薄くなっていったのは残念でした。




あとまだ10代だからか、福原遥が演じた有紗があまりに身勝手な発言が多く共感を得にくかったのも損していました。





「しずかちゃんとパパ」

吉岡里帆




ろう者の父親に育てられ、常に明るくいようと努力してきた健常者の娘が、恋人の出現で変化していくさまを健気に演じました。





笑福亭鶴瓶との沈黙の丁丁発止は見どころでしたし、いがみあいながらも深すぎるほどの愛情で結ばれた親子の絆を見事に演じきりました。





「初恋、ざらり」

小野花梨




軽度の知的障がいを抱える難役でしたが、高度の演技力で実にリアルに演じましたね。

この人の評価は俄然高まったことでしょう。




普通でありたいと願う切なる思いに度々胸をしめつけられました。

今後は安藤サクラのような活躍をしていける人だと思います。





「最高の教師~1年後、私は生徒に■された~」

松岡茉優



生徒から突き落とされた教師が、もう一度、最期の1年をやり直し、生徒たちとの向き合いを覚悟をもって臨み、クラスを変えていく話でしたが、




フィーチャーされた生徒1人1人に九条が語りかける言葉が、心に響く重みと強さがあり、松岡茉優のセリフ術の高さを感じさせました。






以上、5人の中で最優秀主演女優賞に選んだのは…



吉岡里帆、小野花梨、松岡茉優の3人が甲乙つけがたい大接戦で、悩みに悩んだ末に…





「初恋、ざらり」

小野花梨





吉岡里帆も松岡茉優も良かったんですが、彼女たちならこれぐらいやってもそりゃそうだよな…という中で、





演技派、風間俊介を相手にどこまでやれるか未知数だった小野花梨がここまでやったのは大いに賞賛に値しますね。

彼女の女優人生の代表作の1つとなるでしょう。