夏ドラマアカデミー賞、続いては最優秀助演男優賞です。
ノミネートしたのは以下の5名です。
「シッコウ!!~犬と私と執行官~」
織田裕二
遂に脇に回ることを良しとした織田裕二でしたが、やはり存在感が強いために当初はW主演のように見えてしまいました。
しかし、織田裕二もそこはわきまえてか、主演の伊藤沙莉をもり立てるように控えめになっていったので、織田裕二も歳を重ねて大人になったなと感慨ひとしおでした。
「しずかちゃんとパパ」
中島裕翔
中島裕翔演じる圭一という存在があればこそ、このドラマにふくらみが出たと思います。
ちょっと変わり者でピュアな圭一が静と純介親子に変化をもたらしていくさまが微笑ましく、心なごむものがありました。
中島裕翔は単なる好青年より、ちょっとクセのある役がうまいですね。
「警部補ダイマジン」
向井理
ニヤっとクールに笑いながら主人公の台場を手玉にとる平安を怪演しましたね。
善人か悪人か判別しづらい絶妙なバランスで、父親との因縁話などもあり、主人公をしのぐ存在感を見せた回がかなりありました。
「最高の教師~1年後、私は生徒に■された~」
加藤清史郎
このドラマで芦田愛菜に賛辞を送ったら、一方の今まで演じた役とは違う問題児役を好演したこの人にも賛辞をおくるべきでしょう。
松岡茉優や芦田愛菜と1対1で語り合うシーンはいずれも引き込まれるものがありました。
これからどんな役者に更に進化していくのか楽しみです。
「VIVANT」
役所広司
主演級の役者さんが脇役としてゾロゾロと出ている中で、図抜けてやはりスゴいなと感嘆したのが、この人です。
テロ組織のリーダーとしての厳しい顔、
父親としての愛情をのぞかせる顔、復讐に燃える怒りの顔、などさまざまな顔を
印象深く演じる迫力と凄みには、恐れ入りました！という感じでした。
以上、5人の中で最優秀助演男優賞に選んだのは…
「しずかちゃんとパパ」
中島裕翔
役所広司とどちらにするか悩みましたが
若い人に道を譲っていただき、中島裕翔にしました。
圭一という存在あってこそのドラマでしたからね。最終回は圭一の涙にもらい泣きもしましたし。