高橋文哉頑張ってます!…「フェルマーの料理」第1話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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私めは流石に「仮面ライダー」シリーズは見てないのですが、高橋文哉の連ドラ出演2作めになる「先生を消す方程式」を見た時に、この人は「三浦春馬の再来」ではないかと褒めて注目しました。




それ以来、順調にステップアップしていくさまを見てきたのですが、2年前に同じ秋ドラマ「最愛」で、ヒロインの弟役を演じて強い印象を残したこの枠で、今回は主演というのは!、注目し続けてきた者としては嬉しい限りです。




TBS  金曜22時

「フェルマーの料理」第1話


主演…高橋文哉、志尊淳

脚本…渡辺雄介

演出…石井康晴





話の中身はだいぶ違うんですが、前クールに同じ枠でやっていた「トリリオンゲーム」と同じように、現在から入って、手を組んでいた相棒はいなくなっているという出だしは、またかよってちょっと思ってしまいましたね。




海(志尊淳)がカリスマシェフだったはずのレストランで、岳(高橋文哉)がシェフになっている姿を見せてしまうわけですが、




わずか1年で数学者をめざしていた青年が、シェフにまでいかに上りつめたのか?海はどうしたのか?という謎を提示してから話に入っていくというやり方です。




岳が成長していくさまを見ていきたい者としては、クールでシビアそうなシェフになってる岳を先に見せられても、あ~なっちゃうのか~とちょっと萎えるんですよね。




とはいえ、数学者をめざしていた岳が挫折して、父子家庭で岳に料理を作ってくれた父親(宇梶剛士)の影響で、岳も料理の才能があり、





しかも数学的思考力が料理にも生かされているのを、天才シェフの海に見出され、海のレストランに入ることに…というのが初回で、調理の高専を卒業し、調理師免許を持っている高橋文哉の料理の手際はさすがに鮮やかで、





ごくありふれたナポリタンも作りようでは、こんなにも美味しそうになるのかと、見惚れてしまうほどでした。




フォークを温めておくとか目からうろこでしたね。




岳を退学にしようとした理事長(及川光博)を懲らしめる勧善懲悪展開は、いかにもマンガ原作的なハッタリでしたが、「トリリオンゲーム」同様に、そういうところに寛大であるべき作品なんでしょうね。




高橋文哉の岳のまっすぐさに比べて、志尊淳の海の謎めいたミステリアスさや、しなやかなしたたかさは好対照でいい感じですね。




今回の評価は…7