毎回、次々に海(志尊淳)から試練を与えられる岳(高橋文哉)ですが、今回は権威あるレビュアー綿貫(早乙女太一)が来店。コースの前菜を岳が作ることに。
入ったばかりの岳にそこまで任せてよいのか?と面食らうほどの難題でした。
途方にくれる岳に海は「プロになれ」と耳打ちします。
TBS 金曜22時
「フェルマーの料理」第4話
主演…高橋文哉、志尊淳
脚本…三浦希紗
演出…平野俊一
今回は岳の試練と並行して綿貫に出すコースのメインの肉料理を任された蘭菜(小芝風花)もフィーチャーして描かれました。
女性シェフが認められにくい料理界で、男たちに負けずに評価されるため、蘭菜は帰りは走って帰ったり、たゆまぬ努力を重ねていました。
母親(釈由美子)がシェフだったようで憧れて自分もシェフをめざしたようです。
母親は客前に出ると女性シェフかと偏見の目で見られるので決して出なかったようで、蘭菜もそれを受け継いでいました。
コースの担当者は綿貫の来店に向けて着々と試作していきますが、岳はなかなか妙案が浮かびません。
綿貫のレビューを読み込み、綿貫の好みを探ろうともしますが、蘭菜に顔の見えない客に向けて作るのがプロだと叱られます。
自分にしかできないものを作るべきと言われて数学的な思考を駆使して、イチジクを独創的なアイデアで調理することにします。
できあがって、綿貫が食したものは味を褒められますが、揚げ浸しでコースの次のスープと似通っていると指摘されてしまいます。
他はどんなものが出るか把握した上で作るべきだったとプロの厳しさを痛感。
蘭菜と食べた街中華のあんかけ焼きそばをヒントに改良します。
海が綿貫の帰り際に再来店をお願いしたので、また訪れた綿貫に今度は褒められ「通いたい」という最高の賛辞も得ました。
海にいつになったらオレを超えるんだ?とドヤされていた蘭菜ですが、この店は元は蘭菜の母親が営むレストランがあった場所らしく、それを取り戻すべく蘭菜は励んでいるのでした。
このドラマはいつものオドオド小芝風花でも、ぶっ飛んだ「波よ聞いてくれ」の小芝風花でもない、ナチュラルな小芝風花で、演じすぎない彼女の演技に地力を感じます。
海と蘭菜の間には過去に何があったのか気になります。
あと、仲村トオルや、裸(笑)高橋光臣に海はもう時間がない…みたいなことを言ってましたが、なぜそんなに海は焦ってるんでしょうか?
今回の評価は…7