そうそう、このドラマはこんな感じだったな~と、特に前作とかを復習せずに初回に臨んだ私めは、見ていくにしたがい思い出していき嬉しくなりました。
それだけ、キャスト陣が以前のままで演じてくれているからでしょう。
テレビ朝日 金曜23時15分
「おっさんずラブ・リターンズ」第1話
主演…田中圭
脚本…徳尾浩司
演出…瑠東東一郎
2018年春クールに放送され評判をとったシーズン1のあと、翌年にシーズン2として航空会社に舞台を移した「おっさんずラブin the sky」が放送されましたが、そちらはイマイチで私めはリタイアしてしまいました。
シーズン3の今作は嬉しいことに、またシーズン1と同じ設定に戻り、その5年後が描かれています。
シンガポールに転勤していた牧(林遣都)がようやく帰国。ようやく新婚生活を始められた春田(田中圭)でしたが、牧は課長に昇進し、帰国早々大忙し。
家事に非協力的な春田にキレる牧。
牧が春田に速射砲のようにキレた言葉は、私めが普段妻からよく叱られてることだらけで、私めも身がすくむ思いでした(笑)
春田は春田で係長になり、年上の部下、和泉(井浦新)の教育係になり、それはそれで大変で、春田が救いを求めたちず(内田理央)のすすめで家事代行サービスを頼むことに。
すると現れたのは、天空不動産を早期退職し、連絡が取れなくなっていた黒澤(吉田鋼太郎)。
かつての恋敵の出現に牧は猛犬のように牙をむき出しにしますが、黒澤は至って他人行儀にビジネスライクな態度で家政夫に徹します。
そんな黒澤に春田は以前のように、根っからピュアに黒澤の恋心を再燃させることを言うのです。牧の留守中に。
こらえにこらえて黒澤は平静を装い帰っていきますが、春田宅から離れると、遂にこらえきれず「はるた~ん!」と何度も絶叫します。
この吉田鋼太郎の舞台俳優ならではの、エキセントリックな大袈裟演技がハマるのもこの役ならではでしたね。
驚くべきは、5年も経ったのに、春田の初々しいおバカっぽいまでのピュアさを変わらずに演じる田中圭のすれてなさ。
そういう意味では、林遣都も武川役の眞島秀和も、私めのお気に入りキャラの舞香役の伊藤修子も以前のままで嬉しかったです。
新キャラの和泉と謎のおむすび屋(三浦翔平)は何やら怪しげで、どうからんでくるか気になります。
メリハリのきいた瑠東東一郎の演出も健在で、これは楽しく見続けられそうです。
第1話の評価は…8