届ける相手はAIだった…「ハコビヤ」第3話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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今回、白鳥(田辺誠一)のもとに依頼に来たのは8歳の少女、沙耶ちゃん(志水心音)でした。




SNSで親しくなったけど、連絡をくれなくなった「リコちゃん」にクマのぬいぐるみを渡してほしいというのです。




テレビ東京  金曜24時52分

「ハコビヤ」第3話


主演…田辺誠一

脚本…當銘啓太

演出…日暮謙




届けようにもリコちゃんが何者なのか、どこに住んでいるのか全くわかりません。



沙耶ちゃんとのSNSでのやりとりをすべて洗いだし、ヒントになるものから大学の研究室が浮かびあがりました。




そこの西村教授(升毅)がリコちゃんの父親かと思われましたが、そうではなく、

西村の教え子の小田切が作り出したAIがリコちゃんでした。




沙耶のように友だちができずに悩んでいる子どもたちの話を聞いてあげる…自分もそんな子どもだった小田切は子どもたちを救うために研究してSNSでやりとりできる「リコちゃん」を作り出したのでした。



西村教授に見つかってしまい、そんなものはやめろ!と叱られ、通信をやめてしまったのですが、




そんな小田切に白鳥はクマのぬいぐるみを渡しました。

沙耶の指示通りにクマの手を押すと、沙耶からのメッセージが流れました。




孤独だった自分を救ってくれてありがとうと感謝を伝えていました。




さて、戻って白鳥は沙耶にどう報告するのかと思ったら、小田切に協力してもらい、電話でAIのリコちゃんと会話をできるようにしました。




粋なはからいで心なごむと同時に、AIって使い方次第だなと怖くもなりました。

なりすましができますからね。




SNSの発達で、人と人が直に向き合いコミュニケーションをとることが薄れています。

人づきあいが苦手な子が増えていくのは悩ましいことですね。




単なるハートウォーミングでなく、ほろ苦さがあるのが、このドラマの強みです。




今回の評価は…8