第3話から見始めました…「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」第3話、第4話 | 連ドラについてじっくり語るブログ

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コメントで推薦していただいたので、初回から見ないグループに入れていた作品でしたが、3話を見てみました。




なんとなく原田泰造主演だからな~と毛嫌いしてしまった自分の不明を恥じるくらい、これは良質な考えさせられるドラマでした。




フジテレビ  土曜23時40分

「おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!」第3話、第4話


主演…原田泰造

脚本…藤井清美

演出…室井岳人



主人公の沖田(原田泰造)は昭和生まれで事務機器リース会社の営業戦略室長。

昭和生まれで今どきの考えに合わせないデリカシーのないおじさんです。





そのため、職場では若い部下には疎んじられ、家庭では妻(富田靖子)や娘(大原梓)には嫌われ、息子(城桧吏)は引きこもりになっています。




そんな沖田がゲイの大学生、大地(中島颯太)と親しくなり、LGBTや多様性などガチガチに偏見を持っていたことへの考え方をアップデートしていき、




男らしく生きろと押し付けられてきたことに違和感を覚え、抗っている息子のことも徐々に理解できるようになっていきます。




そんなおじさんの成長ぶりを原田泰造はリアルに淡々と演じています。




第3話は大地が彼氏(東啓介)の父親に還暦祝いのプレゼントを渡したいので、何がいいか付き合って考えてほしいと買い物に行くエピソードでした。



大地の母親(松下由樹)が息子のセクシャリテイとかも認めて受け入れているのに触れたり、大地に意見を押し付けるのは横暴だと叱られたりして、




おじさんのパンツがどんなパンツだっていいように心の性別や、誰を好きになるかもそれぞれの自由なんだと、大地と行った銭湯で気付きます。




第4話は大地とかにもアドバイスされ、引きこもりをやめ、登校することにした息子の翔を家族で気遣う話でした。




翔はトランスジェンダーというわけではなく、可愛いくありたいと思っていて、メイクについても詳しく、クラスでギャルたちにたちまちアドバイスを求められたりします。




しかし、アドバイスをして金を取っていた女子から邪魔するなと威嚇され、また引きこもりに。

翔役の城桧吏は映画「万引き家族」で注目された美少年で、デリケートに悩める男子を好演しています。





また大地役の中島颯太もいいですね。

第3話で買ったプレゼントを彼氏に渡す時に彼女からって言ってくれていいからと言うあたりのナイーブな演技が良かったです。




おじさん目線で多様性や今どきの働き方などを考えさせられるドラマです。




3話、4話共に評価は…8